成功は、人生最大の悲しみの代償!? ひばりさんが背負わされた宿命とは何か。


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美空ひばりさん     1/3ページ     2018.02.01 UP

2018年元日の朝日新聞に、矢沢永吉さんのインタビュー記事が掲載されました。そのなかで矢沢さんは「サクセスとは違う、もう一つのハッピーというレールがあった」と語っています。
第二次世界大戦のあと貧乏のどん底に陥った日本は、やがて高度経済成長期を迎え、裕福になっていきます。憧れとされていた海外旅行へもどんどん人々は出かけ、高価なブランド品も我先にと買い求めます。しかしその先に光り輝く「何か」が、引き続き私たちを待ってくれていたでしょうか。
そうやって経済的には世界に誇る国になったものの自殺者は万人単位だし、それは人と人とのつながりがドライな社会になっていったというひとつの答えであるように思うのです。
矢沢さんのインタビュー記事から発展していったその考えは、そのままひばりさんのホロスコープにも当てはまるなあと感じました。

ひばりさんは社会的に有名になる星回りですし、ご自身もそうなりたいと思っていたふしもありそうです。
また社会的に有名になるということは、それに伴って収入も増えていくわけで、ひばりさんもおそらく例外ではなかったでしょう。ひばりさんはこの金運が何より恵まれています。
金運がいい理由としては「星のおつげ」という神秘的な理由もあるのですが、もっと具体的に、ひばりさんご自身がお金に対して堅実な見方をされていたようですし、デメリットや失敗したときの損失を考慮した上で、何に投資すればいいかを見極め判断できる観察眼をお持ちだったからという理由もあります。
とはいえ、ときには高価な買い物をしたりして痛い目に遭うときもあるでしょうが、そこで失った金額もすぐに取り返せるほど収入には恵まれているでしょう。

一方、ひばりさんは財産などを「受け取る」という運にも恵まれています。
それは兄弟であったりパートナーであったり、また人ではなく宝くじといったシステムから恩恵を受ける場合もあるでしょう。

自らも稼ぎ、もらい受ける収入もある。お金が溜まっていく様子は、世の中に映し代えれば高度成長期やバブル時代を彷彿させるかのようだったのかもしれません。
しかし増えていく数字とは裏腹に、ひばりさんの心は次第に悲しみに暮れていき、つらい思いを抱えていったのではないでしょうか。特に数字が大きく跳ね上がる度に、その度合いも大きいものだったでしょう。
なぜならそれは、身内の命の代償だったから。ひばりさんの「受け取る運」は、誰かの命と引きかえで得られるものだからです。
社会的に成功し、有名にもなる。莫大な財産も手に入れた。しかし心は悲しみに満ち、そうした「サクセス」だけでは人は幸せにはなれないことを、身をもって知ってしまうことでしょう。幸せには二種類(サクセスとハッピー)あり、人にはそのどちらの幸せも必要なのです。

ひばりさんの例に限らず私たちも、例えば会社でのポジションが上がるとか給与が上がるといった「サクセス」は数字や紙に起こせることもあり、わかりやすい幸せでした。まして、戦後の日本は貧しかったので、とにかく収入を上げようと国民総出で必死に働いたのでした。
しかしその先の未来であるいま、私たちは「ハッピー」と言えるでしょうか。そこに気付き、サクセスの方に傾き過ぎていた舵をハッピーの方向へ少しずつ切っていく。そうやってふたつの幸せがバランスよく存在することが、個人にとってひいては社会にとっても幸せと言える状態のように思うのです。


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「大切な人たちの命と引きかえに、お金が入ってくる」だなんてあまりにもつらい星回りなのですが、そのことからわかるように、ひばりさんの人生はかなり波乱に満ちたものになるでしょう。その波はかなり荒く、精神的に弱い人ではおそらく乗り越えるのが厳しいほどです。


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