歌は自分のアイデンティティを得るための最適手段だった!?
心の傷と向き合うことを運命づけられた歌姫の人生とは!?


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宇多田ヒカルさん     1/3ページ     2018.10.01 UP

以前、ある作詞家が「最近の歌は「物語」がない」みたいなことを言ったそうで、それを聞いたとき「確かにそうだなぁ」と同感した記憶があります。
昔は一曲全体を通して恋愛や元気、感謝などを表現していましたが、今はそれを一節ごととか抽象的だったり複雑な表現が多く、その曲全体を通して聴いても一貫性が感じられないものが増えた印象がします。
これは時代の移り変わりがそのまま表れていて、右肩上がりの頃は物語的なものが共感されていたのが、社会が成熟するとそれとは裏腹に心の問題が増え、結果それを訴えるかのような歌詞が登場するようになったのではないかと思うのです。
心は複雑です。ですからそれをひとつの曲に表したいと思ったとき、ゆったりストーリを語っている余裕はなく細切れで詰め込まないと入らないし、複雑な心境を表現するには複雑な言葉で、時折意味がくみ取れないくらいの表現でないと、作詞した本人にしてみれば意味が通じないのでしょう。

宇多田さんの曲を聴いたとき、まさしくこの複雑な心を率直に表しているなあと思いましたし、今回彼女のホロスコープを読み解いてみて、それはもう生まれたときから決まっていたことなんだな、とも思いました。
生涯に渡り生きていくうえで、宇多田さんのテーマは「心の傷」と言えるでしょう。人生で起こること起こすことすべてが、傷を通した結果となるほどです。
傷を具体的に言えば「私って何?」とか「自分はダメな人間ではないか」という自己認識の低さ、つまり自分に自信が持てないところだと思われます。
たぶんこれまで生きてきて、そういう思いにずっと悩まされてきたでしょう。時にはそこから逃げるために妄想の世界へ気持ちを向けたり、怒りとなって周りに攻撃的になったこともあったかもしれません。自分のことなのに、自分のなかで上手く対処できない思いをずっと抱えていたのではないでしょうか。

自己認識が低い人は言い換えればそこにこだわりがあり、それを強く欲しいと願っています。宇多田さんも、いろいろなシーンでその思いを遂げようとするでしょう。
例えば、自らを挺してでも他人を助けようとする救済性の高さです。
もちろん純粋に、困っている人がいたら助けたいという気持ちがあるのはもちろんなのですが、その奉仕を通り越して自己犠牲と呼べるほど人助けに対する強い思いの底には、そうすることで自分で自分の存在を認識したいという願いも潜んでいるのではないでしょうか。
他人、特に困っている人に対しては一層思い入れを深くする性格だと思います。その人の境遇に思いを寄せ、共に泣き共に悲しむ同情心の深さがあります。見返りなど求めず何かしらの援助をすることは、宇多田さんにとっていたって普通のことでしょう。でもそれは同時に、世の中にはそういう優しさや心の弱さにつけ入るものがあることも知る機会だったとも言えそうです。

自己認識が甘いということはそれだけ自分軸が揺らぎやすく、他人や環境の影響を受けやすい状態とも言えます。宇多田さんは「傷」がテーマの人生だけあって感受性が強く、あらゆる出来事に対して敏感に反応するでしょう。この感受性の高さと周りの影響を受けやすい精神状態の結果、ネガティブな事柄に心が侵された経験があるかもしれないのです。具体的に言えば、お酒や詐欺などです。
これは頼まれると嫌とは言えない性格と心が清らかで純粋なことも、その理由と言えるでしょう。もしかしたら、ご自身ではそうした心の弱さを自覚していないかもしれません。
状況が厳しい人に目を向けることはとても素晴らしい思いやりの精神ですが、自分はその同情心が人並み以上に強く、気を付けていないと不幸オーラやダークサイドに引き込まれやすいということを認識しておくことが必要と言えるでしょう。


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また宇多田さんは自分の存在価値を、恋愛に求める可能性もありそうです。


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