「あの人の未来予想」読み解き結果解説

★美空ひばりさん1989年のホロスコープ
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美空ひばりさんの1989年を占う   2020.08.01 UP

 【 メルマガ第37号より(発行:2020.04.01)】

今回未来予想したのは、美空ひばりさんの1989年です。
この年はひばりさんが52歳という若さで亡くなったときで、ほかにも手塚治虫さんも亡くなったり、元号が昭和から平成へ、また消費税が初めて導入されるなど、世の中的にも大きな出来事が起こった一年でした。
ひばりさんのトランジットやプログレスのなかに、これらを予感させるような星の配置があるのかどうかをポイントに見てみたいと思います。

以下より、どうしてそう読んだのかという解説を書きますが、もうすでに起こったことを星占いで読み直すというのは「こじつけ」みたいな行為で、そこに若干の葛藤があったのですが、占いというのはある種そんなもんだろうし、当たる当たらない、信じる信じないというよりは楽しむもの(エンターテイメント)だと思ってますので、単純に楽しめればいいなと思って書きました。
とは言え、できるだけ客観性を持たせるようにはしましたけど。

ということで、お楽しみいただければ幸いです。


※文中の略語は、次の意味になります。
 (ネ)ネイタルチャートの感受点
 (ト)トランジットの感受点
 (プ)プログレスの感受点

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   ↓
   ↓

読み解き結果のなかで私は、ひばりさんが亡くなった1989年は「終わりと始まり」と書きました。歴史的な理由は結果に書いた通りですが、星占い的な理由は以下になります。

・(ト)冥王星×さそり座
・(ト)土星×(ト)天王星×(ト)海王星がトリプルコンジャクション
・(ト)海王星×やぎ座
・(ト)木星×ふたご座
・(ト)キロンが(ト)の土星以遠の星と、何かしらのメジャーアスペクトを取っている

(ト)の土星、天王星、海王星がトリプルコンジャクションというのはそれが直接の理由ではなく、そこに動きの速い(ト)太陽から金星までの星たちが時々重なることで「惑星直列」というグループアスペクトが形成されることに意味が出てきます。

惑星直列は4つ以上の感受点がコンジャクション状態にある場合と私は定義付けているのですが、この年は常に(ト)土星、天王星、海王星がコンジャクション状態のため、動きの速い(ト)太陽から金星までの星たちがこれらの前を横切るたびに、惑星直列が形成されていました。
頻度としては月なら月に1~2回、太陽や水星、金星ならそれぞれ年1回ずつくらいで、重なる感受点も時期によっては4つと言わず5個にも6個にもなっていたはずです。ということは、この年惑星直列は頻繁に起こっていたことになります。

惑星直列があった年は、歴史に残るほどの大事件(戦争勃発、火山噴火、感染病の流行)が起こるとされています。
例えば違う年で、惑星直列があった1983年(昭和58年)の出来事としては以下が挙げられます。

・日本海中部地震
・大韓航空機撃墜事件
・三宅島大噴火
・戸塚ヨットスクール
・東京ディズニーランド開園
・インターネット誕生

地震や火山の噴火など、まさに天変地異が起こった一年でした。しかしその一方で、今では当たり前だけれど当時としては新しいものも誕生しています。
このように惑星直列があった年は、物事の終わりと始まりが如実に表れるのです。

というわけで、ひばりさんが亡くなった1989年も、そうした終わりと始まりの一年だったのではないかと読み解いたのですが、ほかにも(ト)冥王星がさそり座にいることも大きなポイントと言えるでしょう。
冥王星のキーワードは「破壊」「排除」「腐敗」「死」そして「再生」と「復活」。そう。惑星直列が示すようなことを、冥王星は性質として持っているのです。そしてその冥王星とさそり座は、ドミサイルの関係にあります。つまりさそり座も冥王星と似た性質を持っていて、相乗効果によりそれらの影響が強く世の中に放たれる状態になっているのです。

(ト)キロンは、トリプルコンジャクションを成す(ト)土星、天王星、海王星とオポジション、冥王星とはトラインの関係にあります。
キロンは「キズ」がテーマの星。その星と向かい合うことで土星が持つ権威やモラル、天王星が持つ自由や個性、海王星が持つ夢やビジョンに対して何らかの大きな衝撃が起こるでしょう。そしてそれが後に、トラウマやコンプレックスとなって残る人も少なくなさそうです。

冥王星のテーマである生と死は、ここではキズとして多くの人の深層心理に濃い影を落とすでしょう。特に死は、現代以上にタブー視されていたところがあり、しかしだからこそその闇に引き寄せられてしまうのか、死に対して強い衝動をもたらしそうです。

(ト)海王星は、やぎ座にいました。夢や理想といったキーワードをもつ海王星と、堅実さや律儀さを大事にするやぎ座のコラボによって、思い描いていたことが現実化することが多い時期だったとも言えそうです。
今では普通に捉えられている週休二日制も、この頃やっと姿を現しています。横浜ベイブリッジや幕張メッセといった巨大な建造物ができ、新しい観光スポットやイベント会場に多くの人が集まりました。

1989年はどちらかと言うと始まりよりは終わりの方が印象が強いのですが、そうやって何かが終わるところから実は新しいことは始まっているのではないでしょうか。


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そんな年に昭和の歌姫が亡くなるというのはまさに時代を象徴しているように思えてなりませんが、ひばりさんにとっての1989年は、読み解き結果にも書いたように非常に追い詰められる一年だったように見受けられます。

・(ト)土星×(ネ)月がコンジャクション
・(ト)土星×(ト)海王星がコンジャクション
・(ト)天王星×(ト)海王星がコンジャクション
・(プ)月×(ネ)太陽がオポジション
・(プ)月×(ネ)金星がクインカンクス
・(プ)月×(ネ)ASCがオポジション
・(プ)太陽×(ネ)冥王星がコンジャクション
・(ト)木星×(ネ)太陽がコンジャクション
・(ト)木星×(ネ)ASCがコンジャクション

「どちらかと言うと、精神的ダメージの方が大きい」と書いた理由は、(プ)月がハードアスペクトを作っていたり、(ネ)月も(ト)土星とコンジャクションを形成しているところからそう読み取りました。
月は感情を司りますが、その星が凶座相であるハードアスペクトを多く取ったり、凶星とされる土星と重なるということは、感情に制限を与えられたり、何かに支配されるということを示しているのです。

上記に挙げたなかでも特に注目したいのが、(プ)月と(ネ)太陽のオポジション、つまり形の上で満月状態となっている点です。
満月は、新月(コンジャクション)から始まった計画が到達点に行き着くタイミングと言われています。太陽のキーワードは「生命力」「活力」「自己」など。そこに進行してきた月が向かいに立ち、陽光を遮るのです。この様子を想像したとき、太陽が示すキーワードたちがある種の到達点を迎えたのではないかと捉えるのは、うまく言い過ぎでしょうか?

(プ)月は(ネ)ASCともオポジションになります。ASCは、その人が生まれたときの太陽と東の地平線との交点。つまりその人の「始まり」の向かいに、感情や気持ちを性質として持つ月が「鏡」の役割となって立ちはだかります。生きることに対して、深く考える機会が多くなるかもしれません。
(ト)土星と天王星が(ト)海王星とコンジャクションを取っています。海王星は夢や幻想の星ですので、つらい現実から逃げ出したい衝動を生みそうです。


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こうしたなか、新しい自分の始まりも見られます。

(ト)木星と(ネ)太陽がコンジャクションになっています。
木星は幸運の星。「発展」「希望」「豊富」といったポジティブな性質が、太陽の「創造性」「可能性」を後押しすることで、新しい自分と出会うきっかけが生まれます。やりたいことが次々と湧き出し、居ても立っても居られなくなるでしょう。

またこの木星は(ネ)ASCともコンジャクションを作っています。
先ほども書いたように、ASCは人生の始まり地点。そして木星は公転周期が約12年であることから、ASCに木星がやって来たのは約12年ぶりであり、それは同時に新しい人生のスタートを告げてもいるのです。

(プ)太陽は(ネ)冥王星と重なっています。
死と再生の星冥王星に、自分自身を表すこの年の太陽がコンジャクションになることはすなわち、この1989年という一年がひばりさんにとって、人生の分岐点であるということを表しています。


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さすがにその死をダイレクトに表す内容はありませんでしたが、精神的にも身体的にもそして世の中的にもこの年は分岐点だったのではないかというのが、ひばりさんのホロスコープから読み取ることができた結果でした。

この年ひばりさんのなかで生まれた希望とは何だったのでしょうか。新しいジャンルの歌を歌うこととか、そもそも歌ですらなく、別のカテゴリーに挑戦していたのかもしれません。

52歳での死去は、あまりにも早すぎます。しかしその短い生涯をかけてもたらしてくれた多くの喜びや感動に、私たちはずっと賛辞の声を贈らずにはいられないのです。

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