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ひろゆき（西村博之）さん　　　　　1/4ページ　　　　　2024.02.01　UP

【メルマガ第57号より（発行：2023.08.01）】

YouTubeのライブチャットで、様々な質問や相談に歯に衣着せぬ回答が人気を呼んでいるひろゆきさん。寄せられた質問に即座に回答できる頭の回転の速さには、いつも感心させられます。

そんなひろゆきさんのホロスコープを見るポイントは、やはり水星。水星は知性や言葉、それにコミュニケーション能力それにスピードなどを司ります。さらに、この水星がルーラーであるふたご座とおとめ座の状態も気になりますね。
この辺りが、ひろゆきさんの聡明さをどれだけ表しているのかを探ってみたいと思います。

「水星、ふたご座、おとめ座に注目する」という視点でホロスコープを眺めると、ひろゆきさんがなぜ頭がいいのかがよくわかります。

・水星×第1ハウス
・太陽×水星がコンジャクション
・水星×火星がコンジャクション
・水星×木星がオポジション
・水星×キロンがクインカンクス
・月×水星がスクエア
・月×おとめ座
・水星×さそり座
・水星×ASC
・水星×度数
・水星×アンギュラー
・水星×ペリグリン

水星は太陽そして火星と重なり、木星とは向かい合っている状態です。
元々太陽と水星は蜜月の関係ですが、物理的にも重なっている状態になることで、互いの性質は色濃く表れやすくなります。

太陽は、自分の考えを周知徹底させるためには欠かせない存在です。他人が自分を見たとき、一番最初にこの星から発せられるエネルギーを感じ取るからです。
ひろゆきさんの高い知性や言語能力は太陽がすぐ近くにいることで、誰にでもすぐわかる特徴になるかと思います。自己表現とか個性といったキーワードを持つ太陽が、水星の特徴を強く印象付けるのです。

ここに火星も加わることで、ひろゆきさんの思考に攻撃性が出てきます。自分の考えを押し付けるようなところが見られたり、知識や言葉で相手を負かすといった手荒な方法を用いることがあるでしょう。「論破王」と言われる核の部分がここに当たると思われます。
火星は意志とか主張、乱暴とか衝動といった強い攻めの感情を管轄します。

そしてこの3つの星は、アンギュラーに属しています。
アンギュラーはハウスの3区分のうちのひとつで、このタイプに分けられた星は積極性が増し、自身の性質が強まり、それが広い範囲に影響を及ぼすとされています。
しかもこれらの星たちは、アンギュラーのなかでも第1ハウスに位置していますので、「自分をどのように表現するのか」というのは、ひろゆきさんにとってとても重要な課題になるでしょう。

第1ハウスは「パーソナリティのハウス」と呼ばれ、その人が持って生まれた性格や個性を表します。ここに海王星も含めると4つも星が入っていますので、「いかに自分を他者に印象付けるか。強いインパクトを残せるか」という課題は、ひろゆきさんにとって自身の存在意義がかかった一大仕事になるのではないでしょうか。
そういう見方からすれば「論破王」という称号は、ひろゆきさんにこの上ない悦びをもたらしていることになりそうです。

さらに言うなら、太陽、水星、火星はASCの近くにあります。
SC（アセンダント）はその人が生まれたとき、東の地平線上にあった星座のこと。東は太陽が昇る方向であるため、「人生の始まり」であったり、出会いの瞬間に抱く感情である第一印象を表すとされています。
第一印象とは、外見的特徴の最たるもの。ここで受けた感覚は、その人の表面的性格を如実に表しています。ASCにこれらの星が集結しているのですから、ひろゆきさんの聡明さや喋る言葉の速さ、またそれらを武器に相手を攻撃するといった危険性は会った瞬間、ほとんどの人が抱く印象になることでしょう。

この性質をさらに広げるのが、水星と木星のオポジションです。
木星は広げる星。キーワードには発展とか膨張といった範囲の広がりや物事が膨らみを見せるなど、豊かさを感じさせる言葉が並びます。この星が水星を真正面から捉えることで、水星の性質は果てしなく展開していきます。

「こういう言い方をしたら炎上するかも」と思いながら、あえて危険な言い方をしそうです。まるで自分からケンカを仕掛けているようですが、それも木星が水星の知識や言語能力の高さ、火星の攻撃性、太陽のアイデンティティを刺激するからです。
木星は水星だけでなく太陽や火星ともオポジションであるため、火星の危険性や太陽が司るアイデンティティなども広げようとします。

さらにヒートアップしてしまうと、もうその発言は止まらず多弁になったり、配慮に欠いた言い方が口を突いて出てしまいそうですので注意が必要です。
討論だとか話し合いの場面で自分が「負ける」ことは、ひろゆきさんにとって自身の存在意義を揺るがしかねない出来事になるかと思いますが、勝ち負けにこだわると、いずれ思い悩むときが来るでしょう。人と人との関係は「勝ち」と「負け」だけで成立するものではないからです。

なにかひとつのことにこだわるのは、さそり座の影響が大きいでしょう。
さそり座には、これまで散々書いてきた水星、太陽そして火星がいます。ということはさそり座に第1ハウスがあり、さそり座にASCがあるということでもあります。さそり座の性質は、ひろゆきさんととても深いつながりを持っているでしょう。

さそり座には執念だとか貫通、支配といった言葉が並びます。たとえ世界が滅んでも、自分の信念は貫く。ルーラーに冥王星を抱えた星座らしい特徴です。
一度ターゲットを決めたら、そのターゲットを手にするまで絶対にあきらめません。「勝つ」と決めたのなら、何と言われようが勝つまで相手を攻め続けるのです。
物事を深掘りし、真実を突き止める観察眼はこの星座からもたらされたものですが、こと人間関係や感情において真実にこだわることは、生き方を制限したり人間関係を悪化させてしまう場合もあるのです。

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