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村上世彰さん　　　　　2/3ページ　　　　　2016.02.01　UP

一度目的を決めたらば、それを達成するためなら多少の失敗や困難なんて、障害だとは思わないでしょう。ときには、人に対して冷たくなったりするかもしれません。その目的が達成されたあかつきには、自分にとって有利なことが働くはずと思っているうちは、全身全霊をかけて打ち込みます。誰の言うことも聞かないでしょう。
そういう強固すぎるほどの意志が、飽きっぽいところとメリハリを産み、魅力となって人々の目に映るのでしょう。

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「将来、この株価は上がりそうだな」と思っていても、今はまだその気配が感じられないのであれば、よほどお金があまっているか好きでもない限り、そんな未熟な段階で投資はしないと思いますが、村上さんは臆することなくどーんと賭けるタイプなのではないでしょうか。
そんな、投資した分いつ返ってくるか、もしかしたら返ってこないかもしれない未知の銘柄にあえてなぜ賭けるかといえば、どうなるかわからないことに挑みたいという冒険心と、単純に賭け事が好きという気持ちが大きいからだと思われます。

「人生、楽しんでなんぼ」の村上さんにとって、なんの変哲もない代わり映えのない毎日は耐えられないでしょう。そのため自ら冒険という名の行動を起こし、自分で自分の人生を楽しむ出来事を作り出しているようです。嫌いな言葉は「退屈」。そのため、冒険と呼べるほど大きな動きに出ていないときでも、常になにかしら動き回っていて、じっとしていないのではないでしょうか。
結果、とても変化の激しい人生になるでしょう。まさに、株価の変動のように。しかしそんな状況は、村上さんにとって願ったり叶ったりなのです。

乱高下なのはお金についても同じでしょう。ある日突然、億万長者になったかと思えば、一夜にして全財産を失うといったことが何度もありそうです。そんな苦しい思いをしてまでも投資を続けるのは、人生を楽しみたいという思い、未知の領域に飛び込みたいという冒険心、そして賭けたときのスリルと当たった時の快感をまた味わいたいという欲求のせいではないでしょうか。

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変化を自ら作り出すくらいですので、毎日同じことを繰り返すようなサラリーマンには向かないと思います。自立心も旺盛ですし、どちらかというと人からいろいろ指図されるよりは自分が指図したい側だと思います。
そしてなにより組織の一部として働くことが難しいもっともな理由は、ご自身の考えや行動があまりに独特で、社会と差がありすぎるところではないでしょうか。
村上さんの行動や考えの基準は、「それは自分にとって利益になることか？」だとか「自分が納得できる内容か？」。考えがたとえ世間とかけ離れていても、関係ありません。自分がよければいいのです。そういう意味で、関心はいつも自分に向いています。協調性はあまりないかもしれません。
結果、世間の常識と考えがすり合わされないため、その発想はかなり独特のものになるでしょう。

この自分オリジナルの考え方に、時々ひと言多いだとか皮肉めいた発言が加わることがありそうなので、注意が必要になるでしょう。
視野が広く、興味を持ったら徹底的に調べるほどひとつひとつの知識は深くなるため、蓄えられた情報はかなり多くなると思います。独特の考えを身にまとった上にそれらを「武器」に持って相手と戦うので、村上さんと意見を交わした人は、かなり苦戦を強いられるはずです。

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