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中居正広さん 3/3ページ 2020.10.01 UP
冥王星はてんびん座と掛け合わさることで、既存の枠に縛られない自由人を作り出します。てんびん座の平等を愛し平和的な性質を、冥王星の破壊的で排他的なところが崩していくのです。てんびん座には革命と変化の星、天王星もいます。軽率で優柔不断なてんびん座の性質を天王星がさらに援護するので、突然考えを変えるといった気分屋な人物を作り出します。
感情を司る月はアンギュラーなので、気分の浮き沈みは表れやすくなりますし、火星とスクエアを形作ることで感情面に突発的な異変が多く見られるでしょう。
クオリティでは「柔軟」に一番多く星が集まっています。柔軟はその言葉の通り高い順応性を表しますが、あちこち今いる場所を変える様子は気まぐれな人物像も作り出します。
以上のように、中居さんの自由を求めるところ、気まぐれなところ、自ら波乱な人生を望むところを挙げたらキリがありません。しかし何よりも面白いのが、彼の気持ちに答えるかのように星たちも中居さんにそれなりの困難を与える星回りになっている点です。
中居さんはグループアスペクトが8個もあります。（調停3個、グランドトライン1個、ミニトライン1個、カイト1個、Ｔスクエア1個、ミスティックレクタングル1個）私はグループアスペクトが多い人は、自分の力では太刀打ちできないほどの大きな力によって人生が左右されるのではないかと考えています。
またこのうちカイトというグループアスペクトは、人生において適度な試練を与えるとされています。
中居さんはしし座生まれですが、しし座の力は有事のときこそ発揮されるもの。そこに戦いの星火星をルーラーに持つおひつじ座がデーカンとしてすぐ横に控えます。困難やトラブルは前提の上でそれを乗り越えて、堂々と人生という名の道を歩いていくことが運命付けられた人とも言えます。そして百獣の王の名の通り、次々と襲い来る試練も、自身の努力と星たちの力で順調にクリアしていくことができるでしょう。
冥王星と天王星に翻弄されたてんびん座は、ここではそのシンボルマークのような絶妙なバランス感覚を発揮します。
危機の方向に天秤が傾いたら、なんとか問題を解決して反対方向に秤が戻るように努めます。逆もまた同じ。そうやって、常に秤が均等な位置になるように対処できる柔軟性と問題処理の上手い人物像を表します。
柔軟性の高さは、金星の度数からも見ることができます。金星は「行動的になる度数」にいるため、位置するかに座の性質が押し出されてくるでしょう。
かに座の人生には常に変化が付きまといます。そのルーラーが月だからです。
月は毎日見せる顔が違います。新月から半月、半月から満月そしてまた半月を経て新月へ。今日と明日とでは形が違います。それがもうかに座にとっては日常なのですから、変化に上手く合わせる術は生まれながらにして持ち合せているのではないでしょうか。
グループアスペクトの調停は、オポジションに対し片側にトライン、その反対側にセクスタイルが作られる星並びです。この斜め横にちょこんと飛び出た星がオポジションが放つ緊張した雰囲気をやわらげる作用があるとされます。中居さんはこの調停が3個もあるので、厳しい状況を上手く落ち着かせる能力が高いと言えるでしょう。
運命に翻弄されてどうすることもできない人も多いなかで、中居さんはあえてその火に自分から飛び込み、やがてその火を支配下に治めることができる強靭なパワーの持ち主だと思います。だからこそ国民的アイドルとなったSMAPのリーダーが務まったのだろうし、紅白歌合戦の白組司会という大仕事も、当時最年少でありながら立派にこなすことができたのでしょう。
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ゲッターズ飯田さんは中居さんのことを「根がスケベ」と言っていましたが、それは恋愛が常に頭のなかにあるにもかかわらず、星たちがその想いを屈折させているような配置にあるからのように思われます。
・金星×かに座
・冥王星×てんびん座
・金星、天王星、海王星の度数
・金星がカデント
・火星、冥王星×第5ハウス
・月、海王星×第7ハウス
・月×土星がコンジャクション
・月×金星がクインカンクス
・金星×天王星、冥王星、キロンがスクエア
・デーカン（おひつじ座）
・ドラゴンヘッドがやぎ座、ドラゴンテイルがかに座
・いて座がオーバーロード
愛の星金星はかに座にいて、静的惑星とマイナスサインの組み合わせなので、その影響力は表れやすいでしょう。
ハウスの3区分ではカデントに属する第3ハウスに金星はいますので、その性質は内側に向かう傾向があります。スケベなことを心の中でひたすら思い巡らしている感じですかね。
恋愛を見るなら第5ハウスです。第5ハウスには、火星と冥王星がいます。火星は積極的で攻撃的な星。恋をすれば情熱的に身も心も燃え上がるかのような熱い恋愛をします。ドラゴンヘッドがやぎ座、ドラゴンテイルがかに座という組み合わせも、スキンシップが密な関係を求めます。
火星よりも高次な星が冥王星です。もうこの段階までくると、恋愛は命がけのものになります。強烈なセックスアピールで、相手を落としにかかります。そしてその想いが成就すればいいのですが、もし砕け散ったのならば、相手を憎む場合もありそうなので、あまり一途に深く想いすぎないよう注意が必要です。
結婚運を見るなら第7ハウスですが、ここには海王星と月がいます。海王星は夢や現実逃避がキーワード。結婚や奥さんという対象にいまいちリアリティが持てないので、結婚は他人事としか考えられないでしょう。
月と第7ハウスの組み合わせは、理想の女性と結婚できる相を見せる一方、奥さんの心の動きにナーバスになる場合も示します。そのせいもあってか、どうしても恋愛が上手くいかない座相が目につきます。
月と金星のクインカンクスは、屈折した愛情表現をする人物を表します。想いがなかなか分かってもらえず、満たされない感情を抱くでしょう。金星と冥王星のスクエアは、ズバリ愛情の中断を予言します。
極めつけは、金星とキロンがスクエアであること。キロンは傷を表し、スクエアという試練や妨害を示す90度の角度にいます。このアスペクトは異性と距離を取ろうとするか、逆に恋愛遍歴を重ねるかのどちらかに走りやすい人物を作り出します。症状の表れ方は正反対ですが、恋愛に対してコンプレックスを持っているという点では、傷は同じところが原因です。
ゲッターズ飯田さんが中居さんに「オレ、いつ結婚するの？」と聞いたときゲッターズ飯田さんは「うーん」とうなって、あまりいい反応はしなかったんですよね。おそらくそれはこの恋愛に対して深い傷があるのと、結婚に現実感を持てないところが見えたからなのかもしれません。
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芸能界で最強の運を持っているとされたのは、多くの人に笑顔や楽しさを提供し、夢と希望を与えることができる人だからということではないでしょうか。それはSMAP時代もそうですし、独立記者会見の振る舞いにも当てはまることでしょう。
生まれたときには持ち合わせていなかった他者への配慮もどこかで手に入れた中居さんは、この先さらに私たちに楽しい夢を届けてくれそうです。
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