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かつみさん(かつみ・さゆり)     2/3ページ     2020.06.01 UP

かつみさんには強い同情心があり、時にはその優しさを悪く利用されたり、ひどい目に遭ったのではないか、とも書きました。
相手が赤の他人でも助けたいと思う、どんな人も平等に見れる性格は、天王星が位置するおとめ座4度のサビアンシンボルに見ることが出来ます。

この位置のサビアンシンボルは「白人の子供たちと遊ぶ黒人の子供」です。
昔から、肌の色の違いは一瞬で確認できるところから、差別の引き金となっていました。黒人差別はその代表例ですし、日本人を含む黄色人種も、白人社会では差別の対象になったという話も良く聞く話です。
そんななか、この度数を持つ人の目に映るのは「白人と黒人の子供たちが遊んでいる」のではなく、「同じ人間という意味ではまったく平等な子供たちが一緒になって遊んでいる」という視点です。この人にとっては肌の色が白いか黒いかは問題ではなく、同じような器官を持つ「人間」という視点から見れば白人も黒人もない、というもっと原始的で根本的な考え方の方が重要なのです。

こんな考えになるのには、おとめ座4度が第1グループに属していることが大きなポイントになります。
第1グループはそのサインの先頭ということで、前のサインへの反動から、自身の性質をはっきり前面に打ち出していきます。おとめ座の前のサインはしし座になりますが、しし座は自己評価が過剰気味でした。それを見たおとめ座は、個人が心の中で思ったことは何ひとつ意味がなく(むしろ間違っていたりする)、現実としてただ目の前で実際に起きたことだけを信じることにしたのです。

おとめ座4度にとって、肌の色の違いだけで人に優劣をつけることは、しし座がよくしていた自己過剰評価と同じことで、目の前で遊んでいるのは人間の小さな子供たちという、ただそれだけの真実なのです。

このような大変すばらしい平等意識を持つかつみさんですが、繰り返し書くように、だからと言ってそこにつけ込まれるくらいの脇の甘さは、少し考え直した方がいいかもしれません。


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かつみさんの人生は、その強すぎる同情心や自己犠牲の精神、それに無謀な挑戦を繰り返すことによってかなり流動的になるだろうと書きました。トラブルが多いということは、それだけ対応に追われるわけですが、そうしたところは土星がいるみずがめ座17度のサビアンシンボルに見ることができます。

「ガードをしている番犬」。これがそのタイトルです。みずがめ座は16度で、180度向かいにあるしし座の介入を受けます。この介入してきたしし座がとにかくとても強い自我を持っているため、公的な場でこそその性質が発揮されるみずがめ座はしばらくこのしし座の性質である自己のエゴのために、自らの力を使ってしまいます。
しかしいつまでのその状況を許しておくわけにはいきません。みずがめ座は自身の前に番犬という警告を登場させることで、これ以上しし座の力が入ってくるのを阻止しようとするのです。

公的な立場を表すみずがめ座と私的な立場を表すしし座の対立は、借金返済や事業失敗といった公的トラブルと常に戦っている様子を描いているように捉えることができるのではないでしょうか。


またかつみさんがトラブルに多く見舞われる人生かもしれないと占う理由のひとつに、現実への対処が苦手で妄想的なところがあるため、胡散臭い話にも「もしそれが現実になったら・・・」とすぐ夢を描いてしまうところも挙げられる、と書きました。それは太陽が位置するうお座8度のサビアンシンボル「ラッパを吹く少女」も教えてくれています。

うお座は想像力や夢想といった夢の世界が特徴です。しかもこの8度が属する第2グループは、そのサインの性質をより深く自身のなかに落とし込むため、活動の方向が内面へと向かいます。落とし込む作業をうお座6度では国家に依存し、次の7度では宗教といった外部に委託したのですが、それではダメだと思ったうお座は、自らラッパを吹くことで感情を煽り、より深く妄想の世界の奥へ潜り込もうとしたのです。
折しも8度は、この第2グループの丁度真ん中。その想像力は最高潮に達しているでしょう。

かつみさんが心のどこかでわかってはいても、また新たに夢の世界に手を出して、そして火を見るのはもはや宿命としか言えないのかもしれません。


もうひとつ、夢のような話にリアリティーを求める姿は木星がいるうお座22度のサビアンシンボルにも見て取ることができます。
そのタイトルは「シナイ山から新しい法則を持ち、下りてくる男」。シナイ山とは古代イスラエルの民族指導者であるモーゼが、神から十戒を与えられた場所です。つまりこのサビアンシンボルは、未知の知識を得た男が山を下り、人々にその新しい知識を広めようとする姿を描いています。
しかし新しい知識は、なかなか人々のなかに認知されていきません。既存の知識が立ちはだかっているからです。それでもくじけず説いて回る男。それまでになかった考えの存在を知ってもらうには時間がかかることは承知しているため、粘り強く新しい理論を説いて回ります。

この男はうお座を擬人化したものですが、みずがめ座の30度ですべての目的が達成されてしまったうお座は、そうやって新しいテーマ(未知の知識を認知させる)を掲げることで、自らの進むべき道をどうしても作る必要があったのです。

新しい知識は、多くの人にとっては夢のような話かもしれません。だからこそなかなか受け入れてもらえないのですが、次第にひとりまたひとりとその話に耳を傾ける者が出てくるでしょう。そこに、普通なら取り合わない儲け話につい聞き耳をたててしまうかつみさんの姿が重なります。
うお座が説いて回る話がどんなものなのかはわかりませんが、少なくとも魅力的な話には絶対に裏があることは肝に銘じておかなくてはいけないでしょう。


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