サビアン占星術 読み解き結果 (村上世彰さん)

村上世彰さんのサビアンシンボル

太陽 → しし座 18度 「科学の先生」
月 → さそり座 5度 「大きな岩場の海岸」
水星 → しし座 10度 「早朝の霧」
金星 → おとめ座 14度 「噴火している火山」
火星 → おとめ座 14度 「家計図」
木星 → さそり座 23度 「妖精に変容するウサギ」
土星 → やぎ座 1度 「認識を求めるインディアンの首長」
天王星 → しし座 17度 「ベストを着ていない聖歌隊」
海王星 → さそり座 5度 「大きな岩場の海岸」
冥王星 → おとめ座 4度 「白人の子供たちと遊ぶ黒人の子供」
ASC → かに座 21度 「砂漠を横切るラクダ」
MC → おひつじ座 8度 「風になびくリボンのついた大きな帽子、東を向いている」

  ★村上世彰さんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。


  ★村上世彰さんのネイタルチャートの読み解き結果の解説は、こちらをご覧ください。

村上世彰さん     1/5ページ     2021.06.01 UP

 【 メルマガ第41号より(発行:2020.12.01)】

今回サビアン占星術で読み解いた方は、村上世彰さんです。

世間が大騒ぎになった「村上ファンド事件」が2006年6月。もう今から14年以上も前の話になります。ニッポン放送株を巡る「インサイダー取引」疑惑で逮捕された村上さんは、当時「もの言う株主」として連日報道の的になっていました。
彼がバッシングを受けた理由は、おそらく日々の労働で少ない収入を得ていた多くの日本人の、投資で巨額の資金を得ていた村上さんに対するひがみと、「(重要な情報を)聞いちゃった」「お金をもうけて、何で悪いんですか」などといった挑発するような発言に、バカにされた思いがあったからではないでしょうか。

村上さんのネイタルチャートを読むとき、私は2つのポイントを挙げました。ひとつは、彼にお金儲けのセンスがあったのかどうか。もうひとつは、言葉に対してキズがあるかどうか。結果は、ふたつともホロスコープに現れていましたが、同じようなことがサビアンシンボルにも見て取れるのかをポイントにしたいと思います。

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村上さんには申し訳ないのですが、彼のサビアンシンボルを読むために資料を集めている段階で、すでに私は笑ってしまいました。というのも、サビアンシンボル名を知った時点で、すでに村上さんのネイタルチャートを読み解いた結果に通じるものがいくつもあったからです。

そのひとつが、MCが位置するおひつじ座8度のサビアンシンボル「風になびくリボンのついた大きな帽子、東に向いている」です。このサビアンシンボルには、所ジョージさんの火星と中川翔子さんの金星があって、すでに2回も読み込んでいたこともあり、その内容と照らし合わせて尚更「当たってる」と思ったのでした。
このシンボルを持つ人物には、非常に優れた感受性があり、時代の流れを誰よりも早く察することができる能力が備わっているとされます。

頭にかぶっている帽子にはリボンがついていますが、これが潮流を察知するアンテナの役目を果たします。風はまさに時代の流れを意味し、リボンは感度良好とばかりに風を豊富に受けて、たなびいています。しかも帽子をかぶった頭は、東を向いています。東は朝日が昇る方向であり、それは一日の始まり。しいては物事の始まりを象徴しています。つまり、新しい「事件」の始まりをいち早く感じ取ろうとしているのです。
これだけでも投資家という、企業の将来を見込んで金銭を投入するかどうかを判断する職業を生業とする村上さんを物語るには絶妙なサビアンシンボルだと思うのですが、位置する感受点がMCというのが、さらにこの事実を数倍、面白いものにしています。

MCは第10ハウスのカスプであり、ホロスコープのなかで一番高い位置を示します。意味としては公的なステイタスつまり職業を表し、180度向かいにあるICが無意識の領域を司るのに対しMCは有意識、自覚がある自分を表します。ということは、おそらく村上さんは自分には時代の流れを読む取る力があり、それを活かせる職業に向いていると自覚があるのではないでしょうか。
第10ハウスは第9ハウスとともにカルミネイトと呼ばれ、その両ハウスに位置している感受点は、ホロスコープ全体に大きな影響を与えるとされます。村上さんの第10ハウスにはPOFがあります。POFは「天からの贈り物」。人は誰でも生まれながらに、12種類の幸福のなかから1つを授けられているという考え方から生まれた感受点なのですが、第10ハウスのPOFは「職業や地位などに恵まれる」人。
村上さんが投資家として大成功した要因は、自身に備わっている能力を十分把握していたことと、生まれ持った運が上手い具合に合致したからなのかもしれません。


金星が位置するおとめ座17度のサビアンシンボルも、一目見て、村上さんを象徴しているように思えました。そのタイトルが「噴火している火山」。14年前の記者会見で「聞いちゃった」等の発言をしていた彼の姿が、なんだか火山の噴火のように思えたのです。
結局、村上さんはこのとき懲役2年、執行猶予3年という判決と罰金300万円、追徴金約11億5000万円という制裁を受けています。さらにこの辺りから、活動の拠点をシンガポールに移してもいます。このように、それまで持っていたものを失ったり居場所を大きく変えるという大転換は、このサビアンシンボルがもたらしたかも、と思えなくもありません。

おとめ座は12星座のなかで6番目のサイン。おひつじ座から始まった個人の育成は、このおとめ座で完成を迎えます。しかしそこへ辿り着くまでには、もうひと騒動乗り越えなくてはなりません。
おとめ座は人間的な成長をするために、動物的な生命力を排除してきました。人間的とは、律儀で要求に合わせて自己訓練をするというものです。無駄なものを省き、潔癖を追求します。しかしそれも度数の真ん中15度まで来ると、限界に達します。そんな純粋なおとめ座の性質だけを頼りに生きるには、あまりに脆弱過ぎたのです。そんなとき次の16度で、180度対向するうお座の性質が侵入してきます。
うお座は、いいことも悪いこともすべて受け入れることができる巨大な寛容力の持ち主。その性質は海に例えられ、そこに境界線はありません。何事もきっちり線引きしたいおとめ座とは正反対です。しかし16度以降のおとめ座にとって、このうお座の性質の侵入はなくてはならない事件でした。行き詰まりを感じていたそれまでのおとめ座からすれば、この異世界の住人は「命の恩人」だったのです。

うお座の寛容で豊かな想像力、優柔不断だけど慈悲深い性質は、おとめ座からすれば動物的な生命力にほかならず、今までひたすら排除の一点張りでした。しかし度数が進み、自力で生きるには息も絶え絶えだったところへ、その動物的生命力がドカーンと溢れ出てくるのです。その衝撃たるや、まさに火山の噴火のごとく大地が揺れ、視界はそれまで見たこともない景色に覆われることでしょう。当然、心身に大きなダメージを受けます。痛みに苦しみ、もがき続けます。しかし心のどこかでは「これは起こるべくして起こったこと」とか「これは自分にとって必要な出来事だったんじゃないか」と思っていたりもします。そしてこの経験を次に活かそうと考えるのが、おとめ座17度の段階なのです。

執行猶予がついたとは言え、インサイダー取引疑惑で訴えられた村上さんはそれまでの地位や財産を失い、活動拠点も日本から移すことにしました。そしてその後、チャリティ団体の理事に就任したりして、ボランティア活動に取り組んでいます。この経緯は、サビアンシンボルのおとめ座17度が表す内容そのものであり、何より慈善活動に興味が向いたところが、思慮深いうお座の性質の表れのように思えるのです。


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