サビアン占星術 読み解き結果 (所ジョージさん)

★所ジョージさんのサビアンシンボル
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太陽 → みずがめ座 6度 「ミステリー劇の演技者」
月 → みずがめ座 28度 「倒され、のこぎりで切られた木」
水星 → みずがめ座 24度 「情熱に背を向けて、自分の経験により教えている男」
金星 → いて座 19度 「住処(すみか)を移動するペリカン」
火星 → おひつじ座 8度 「風になびくリボンのついた大きな帽子、東に向いている」
木星 → かに座 24度 「南から差し込む太陽に照らされたところにいる女と男二人」
土星 → さそり座 21度 「職務を放棄した兵士」
天王星 → かに座 26度 「豪華さに満足と幸せを感じ、長机の上で読書をしている人々」
海王星 → てんびん座 29度 「互いの知識の範囲に橋をかける方法を模索人類」
冥王星 → しし座 27度 「夜明け」
ASCF → みずがめ座 9度 「鷹に変化する旗」
MC → さそり座 28度 「自分の領土に近づく妖精たちの王」

★所ジョージさんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。


★所ジョージさんのネイタルチャートの読み解き結果の解説は、こちらをご覧ください。

所ジョージさん     1/3ページ     2019.05.01 UP

 【 メルマガ第31号より(発行:2019.04.01)】

所さんのネイタルチャートを読んだとき、以下の3つをポイントに挙げました。

・こだわる部分は譲らないけど、それ以外は流れに任せるタイプなのか?
・気配りができる人なのか?
・段取りよく物事を進められるか?

そしてこれらは、ほぼネイタルチャートに表れていました。
こだわりについては土星×さそり座、「不動」が強調されているなど。気配りについては「風」の影響が強く出ていたり、太陽×キロンがコンジャクションであることが要因でした。また段取りの良さは、みずがめ座や天王星の力が関係していました。
はたして、サビアンシンボルにもそういった部分は見られるのでしょうか。

所さんは度数も終わり、第5、6グループに感受点が集中しています。この辺りはその星座の性質が一番発揮される集大成のエリアであり、また次の星座へ移るための準備エリアでもあります。サビアンシンボルのタイトルを見ても、それらを予感させるものが多くあります。
また別名「老いた度数」でもあるこの辺りに星が多いということは、位置する星座の特徴をむやみやたらに放つことはせず、最も熟成された段階かつ最も効果的な方法で、その力を使う人なのではないでしょうか。

この辺りにも注目しながら、所さんのサビアンシンボルをじっくり見てみましょう!

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所さんの読み解き結果のなかで、私は彼が人との心の距離を、それほど深く取る人ではないかもしれないと書きました。相手との距離が近過ぎると、人間関係に揉め事が多くなりますが、そういうドロドロした状態は嫌いなのではないか、と。
どうやらそのことは、サビアンシンボルにも表れていそうです。

太陽がみずがめ座の6度にいるのですが、ここのサビアンシンボルは「ミステリー劇の演技者」です。
みずがめ座は自由を愛し求める星座ですが、それは生きていく中で背負う役割や責任からの解放も含まれています。その願望を果たすため、みずがめ座は演技者つまり「責任を負わなくてはいけない役」になることを思いつきます。役であれば、その任務が終わった途端、その役を捨てればよいと考えるのです。そうやって本来の自分と気持ち的に切り離すことで、自由を得ようとするのです。

おそらく所さんは、Aさんと付き合っているときの自分と、Bさんと付き合っているときの自分とはそれぞれ別の「役(人格)」で対応しているのではないでしょうか。そうやって、いくつもの役を持ち、切り替えていくということは、誰とも深い付き合いにはならないということも物語っています。というか、そもそも人と付き合うのに、あえて役者になって別人を演じるくらいですので、深いどころか、浅い関係ですら持ちたくないのかもしれません。

またこのシンボルは、いくつもの人格を持ち使い分けることができることから、かなり器用な人物であることも表しています。さらに、ひとつの人格でいなくてはならないという固定観念からも解放されています。

みずがめ座の自由を獲得したいという思いは、普通の人のレベルを遥かに超えた次元にまで到達しているのです。


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所さんが浅めの人付き合いになりそうなのは、ほかに月が位置するサビアンシンボルも示していそうです。
月も太陽と同じみずがめ座ですが、度数は後半28度になります。ここのサビアンシンボルは「倒され、のこぎりで切られた木」です。

28度を含む第6グループは、そのサインから離れ、次のサインに移る準備を始めます。
木は初め苗木状態で土に植えられ、長い年月をかけて育っていきます。そして立派な大木になった木は、もう大地からの支えは必要なくなり、ここでばっさりのこぎりで切られるのです。

みずがめ座における大地は、人の気持ちです。同じ意志を持つ人たちとのつながりを支えに、その性質を育ててきました。その信頼していた仲間たちとの絆を、ここで切られてしまいます。
とても痛く切ない出来事ですが、次第に自分だけの使命を全うしようとして動き始めます。

所さんの人生はこの、のこぎりで切られた木のように、どれだけウマが合って共に楽しい時間を過ごした相手でも、いつの日か突然別れ、そしてまた新たな人間関係を作るという場面が多く訪れるかもしれません。


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28度という度数には、ほかにもMCが位置しています。ということは、ここのサビアンシンボルもまた、所さんの人付き合いの絶妙さを物語っていると見ることができるでしょう。
ただ星座(サイン)がさそり座なのです。さそり座は外部に支配されるのが特徴でそれがすべてなのに、はたしてどうやってその性質から抜け出すことができるのでしょうか。

さそり座28度は「自分の領土に近づく妖精たちの王」です。領土とはさそり座が目指す最終目標地点のことで、すなわち外部に完全に支配されることを意味しています。
これまでの1から27度で、外部の要素を散々取り入れてきたさそり座に、ここで後ろで控えるいて座の性質が入り込んできます。
いて座は自分の内面に理想の世界を構築できるということを知ったさそり座は自分自身を顧みたとき、それまで手に入れたものたちでもう十分自身の「国」を作ることができることを知るのです。つまりこの瞬間こそが、さそり座の目標であった外部による完全支配の完遂だったのです。
目的が果たされたさそり座は、少しずつ自身の性質から解放されていきます。


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