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村上世彰さん     2/5ページ     2021.06.01 UP

自身の身に起こった不運な出来事も、いずれ良薬にしてしまうところは、太陽が位置するしし座18度のサビアンシンボルも表しています。
しし座18度のサビアンシンボルは「科学の先生」です。科学の先生は異なる物質同士を結び付け、新たな化合物を作ることに達成の喜びを感じます。村上さんのなかにも、そうした別々のことを混ぜ合わせ新たな効果を発生させる創造性が備わっているのではないでしょうか。

しし座は、自分を中心に世界を見るサインです。15度までの度数前半はその性質を遺憾なく発揮します。周囲に配慮するとか、周囲のリアクションに反応することはほとんどありません。考えや発信は、常に自分からだけの一方通行です。そんなしし座に、16度で真向かいにあるみずがめ座の性質が入ってきます。ただ、先ほどのおとめ座17度でもそうでしたが、対向するサインの侵入直後はその衝撃に圧倒されるものの、度数が1度また1度と進めば、受けた衝撃の捉え方も変化していきます。
しし座18度の段階では、誰が中心とかいう概念自体を持たない不思議な存在であるみずがめ座の性質と、元々持っていた自己中心的に物事を見るしし座の性質とが合わさることで、他者の反応が見えてくるという効果を得ることができます。それはまさに、科学者が新しい物質を作り出した瞬間に得た感動と喜びに匹敵すると言えるでしょう。そして次第に、どれだけ自身の人生が大きく変わってしまう出来事が起きても、そのことを楽しんでいる自分がいるのではないでしょうか。

このサビアンシンボルを持つ人物には、状況や環境が変われば変わるほど、劇的な成長を遂げるたくましさがありそうです。


「科学の先生」は新しい化合物(感動と喜び)を自らの手で作り出しましたが、それは自分が行動を起こせば欲しい結果を得られる(かもしれない)、ということが分かっていたからです。
それまでのしし座は、外部要因による思わぬ体験や興奮を頼りに生きてきたため、自分で感動や喜びを作り出すことは考えてもいませんでした。このしし座の概念に変化が起こったのが、しし座17度の段階になります。

しし座17度のサビアンシンボルは「ベストを着ていない聖歌隊」ですが、ここには村上さんの天王星がいます。つまり村上さんは、自身の考え方が覆されたり、地位や名誉といった公的な身分を失っても、それは人生を彩る出来事の材料であることを、生まれた瞬間すでに星たちから直接伝えられていたのです。
聖歌隊は、キリスト教徒たちが集い讃美歌を厳かに歌い上げますが、響き渡るその歌声は聴く者に神聖な気持ちをもたらします。そうした経験は、日常なかなか味わえない出来事です。しかもその聖歌隊の人たちは、ベストつまり制服を着ていません。着る間もなく歌うことになったのです。準備万端ではないけれど、急に日頃の成果を披露することになりました。現代で言うならフラッシュモブをぶっつけ本番でやるようなものでしょう。

雑踏のなかで突然始まるフラッシュモブは、しかし最終的に観客や演者双方が楽しさに満たされ、笑顔が溢れます。予定になかった聖歌隊の歌声は、何の変哲もない日常でも、考え方や行動を変えることで、いくらでもサプライズを起こすことができる、起こることがあるということを示しているのです。
まして村上さんの場合、このサビアンシンボルに陣取る感受点が天王星。天王星は革命や改革といったキーワードを持つので、発生したアクシデントやトラブルが難題で規模が大きいほど、それを楽しむ余裕と解消する術は心得ているのではないでしょうか。


村上さんはもちろん「聖歌隊の一員」であり「科学の先生」なのですが、そうやってアクションを起こし、さらに多くの人に働きかけようとする性格は、水星が位置するしし座10度のサビアンシンボル「早朝の露」に見て取ることができます。
一日の始まりを告げる太陽が地平線の向こうから昇り始めると、それまで暗闇に包まれていた世界は光に照らされます。眠っていた生き物は目を覚まし、草木の葉っぱに乗っていた露も、朝日を受けて宝石のように輝き始めます。

しし座10度が属する第2グループは、どのサインにせよ、それまで無防備に発揮していたそのサインらしさは鳴りを潜め、外に向けられていた力は内側へと向かいます。自分自身に対して自分の力を放出することで、しし座はしし座らしい知性や感受性を育成しようとするのです。しかしその作業も第2グループの最後10度になると、培ってきた能力を外へ打ち出そうとします。

直前の9度までは、持っていた力は自分だけに活かしてきました。具体的な例を挙げると料理を作るとかピアノの練習に励む、ひとりキャンプを楽しむなど。それがこの10度では、作った料理を振る舞うことで「今度、一緒に作ってみない?」と誘ってみたり、ひとりで楽しんでいたキャンプも、気の合う仲間数人と共に開催する。一生懸命練習していたピアノの腕前を人前で披露し、聴く人たちに「歌ってみませんか?」と声を掛けるなど。
そうやって周囲の人たちに何かを働きかける様子は、朝日が昇り、陽の光が大地を照らし始めることで、夜のあいだは目立たず真っ黒い球体でしかなかった露玉も、やがて水晶のように澄んで美しい光を放つきらびやかな存在になることを教えてくれているように思えます。

毎日、学校や会社と家との往復だけで「何か面白いことはないかなぁ」と言う人に向かって、村上さんは料理作りに誘ったりキャンプに行こうと声を掛けてくれるような存在で、人生は本人の考え方や行動を起こすだけで、いくらでも彩り鮮やかなものに変えることが出来るということを実体験させてくれるのではないでしょうか。


以上のように、村上さんは楽しいことは自分ひとりで味わうよりは他者と共有したいタイプで、「これはどう?」と、何かと人に勧める性格のように思われます。それはASCがある、かに座21度のサビアンシンボルからも伺うことができます。

かに座は集団性を示すサイン。多くの人と共通の認識を持つことで力を得ることができます。そして人が多く集まれば、必ず上下関係が生まれます。つまりかに座は、共通認識と上下関係を非常に大切にするサインなのです。まして21度はグループとしては5番目に属し、対向するサインの力も無事補完したあとの最強のかに座の性質が発揮される段階になるのです。共通認識を求める気持ちは誰よりも強く、上下関係も上位を獲得するために、ときに他者へ行き過ぎた行為を行う恐れがあるでしょう。


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