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荒川静香さん     2/7ページ     2023.06.01 UP

ひたすら自分のことしか言わないおひつじ座に最初はうんざりしますが、そのうちそんな横柄な性質に慣れてきて、相手に引っ張られることもなくなり、やがて嫌な態度に出られたときにはそれなりの対応ができたり、心の距離を離したりといった処世術が身につくのです。
こうなるともう、てんびん座は最強です。弱点を克服したてんびん座は他者の意志にいたずらに引っ張られることなく、むしろここぞという場面では自分の考えを主張するようになります。
つまり、他者と自分とのバランスが上手く取れるようになるのです。

この状態にてんびん座がなるのは21~25度までが属する第5グループになりますが、荒川さんはこのうちのひとつを持っています。

荒川さんの土星はてんびん座の22度にいて、そのサビアンシンボルは「噴水で鳥に水をやる子供」です。この子供は高い所にいる鳥になんとか水をあげたいと考えた末、噴水という道具を作り出し、自身の力だけではどうすることもできなかった方法で鳥に水を与えることに成功します。
ここでの子供はてんびん座を表しますが、わざわざ噴水という大規模な道具を作ってまで、手が届かない場所にいる手を助けたいと思うのが、いかにもてんびん座らしいと言えるでしょう。

せっかく他者の意思に引っ張られやすい性質を克服したのに、また相手のために自分の知恵や体力それに時間を貢ぐのかと思いきや、そこはもう以前のてんびん座ではありません。ちゃんと「相手を助けたい」という明確な意志を元に行動を起こしているのです。
もしここで水をあげた鳥が自分を攻撃してくるようなことがあっても、上手く対応できるだけの自信と余裕があります。あげた水がマズいから、もっと美味しい水をくれと言われても対応が可能です。その場合、言われるがままもっと上質な水をあげることもあれば、「これでガマンして」と説き伏せることもあります。つまりどんな相手が来てもこのときのてんびん座は、自分の意志を最優先にしながら、個別に対応ができる柔軟性と心の強さを持っているのです。
おひつじ座の介入によって、どんなタイプの人間でも「どんと来い!」と構えられるだけのタフさを身につけることに成功したのです。

そのうえで、手が届かない場所にいる鳥に水をやろうとしているわけですから、この度数を持つ人物は、しっかりした自分軸を持ちつつ他者を助けるという、大変深い思いやりの心を持った人であることが伺えます。
荒川さんには、そういう確固たる意志のもと相手のために役立ちたいという思いが存在しているのではないでしょうか。そしてその思いや実際起こした行動の結果に、多くの人が助けられたり感動したことでしょう。ただ、「助けよう」と決めた際には噴水という巨大な装置を作ってしまうほど、やはり相手に傾倒してしまいがちなところは消えないので、どこまで手を差し延べるかの程度はあらかじめ決めておいた方が良さそうです。


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荒川さんを表す代名詞として「クールビューティ」という言葉があります。これは彼女の美しさや落ち着いた雰囲気などから名付けられたわけですが、私はここに「他人や物事に対して、冷めた見方をするところがある」という読み解き結果も加えました。
理由としては「冷淡」とか「感情表現は抑え気味」といったやぎ座の性質がとても強く出たり、オーバーロードによりてんびん座の性質が表れやすいなどが挙げられます。

「てんびん座は他者との共存を第一に考える星座なのに、なぜ冷めた見方ができるの?」という疑問の答えが、冥王星がいるてんびん座27度のサビアンシンボルに見ることができます。
そのタイトルは「頭上を飛んでいる飛行機」。飛行機は私たちの頭上、遥か上を飛んでいます。そこから見える景色は大きなビルは点となり、人などは影すらもわからないほど小さな存在になります。町で起こる事件も、飛行機が飛ぶ位置からは正直、他人事のひとつに片付けられてしまいます。
荒川さんのなかには、この飛行機が飛んでいるのです。

彼女に冷めた見方があるのは、それだけ高い位置から物事を見ることができる客観的な視点や考え方が備わっているからであり、その弊害として、個別の事件に対しては反応が薄くなってしまうのです。
そのため、もし荒川さんに日ごろの不平不満をこぼしても、あまり共感はしてくれないかもしれませんが、客観的な視点で見たときの判断に感心する人もいるでしょう。「そう思うんだったら、その気持ちをちゃんと言わなきゃ相手もわからないよ」とか「言った言わないの水掛け論になるから、今度からはやり取りを記録するなり、第三者に入ってもらったほうがいいよ」などの意見に頷くしかないからです。

てんびん座もこの辺りの度数になると、他者との共存で得た経験や考え方を次に活かしたいと思うようになります。てんびん座の性質形成の総仕上げに取り掛かるのです。
てんびん座を進むことで手に入れたそれらのなかから、共通するものをなんとか見つけ出しまとめていく。そのためには、飛行機が飛ぶくらいの高さにまで自分の魂を上げないと、てんびん座は完成しないのです。
その代償として、他者とはどうしても心の距離が広がってしまいます。

荒川さんの反応の冷たさにイラつき、人によってはその気持ちをぶつけてくる人もいますが、すべての人に好かれるのは不可能だと割り切って、自身のスタンスを突き通したほうが良さそうです。


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オリンピックで金メダルを取るという目的は、凡人からすれば果てしなく遠い場所にある夢物語であり、選手からすれば実状を知っているからこそ、辿り着くまでの道のりの険しさにたじろぎながらも、一歩ずつ足を前に踏み出していくものであるかと思います。
とは言え、「オリンピック出場に向けて頑張る」「金メダルを取る」と決めて、さらにその心意気を宣言するともなれば相当の覚悟がないとできません。どんなに好きなことであっても、嫌になるときはあるからです。また自分以外の人にも協力してもらわなくてはならないので、その人たちの時間(人生)を背負うことにもなります。まるで従業員を抱える経営者のような重い覚悟が必要になるのです。


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