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福山雅治さん     2/5ページ     2022.08.01 UP

これまでそういうことを思った芸能人の方はきっとたくさんいたと思うのですが、その気持ちをはっきりと言葉にしたことは、報道する側そしてその情報を受け取る私たち側にも、考えるきっかけを与える出来事だったのです。

嫌なことは嫌だとはっきり言う。ここから先は入らないで欲しい、と一線を引く。そんな意志の固さを明確に表明するところは、太陽がいるみずがめ座17度のサビアンシンボルに見て取ることができます。
そのタイトルは「ガードしている番犬」。警戒心もあらわにした犬が唸り、睨みつけてくる様子が目に浮かびます。

この2度前の15度で、みずがめ座は真正面にいるしし座の侵入に遭います。
どのサインでも15度で起こるこうした対向サインの侵入はみずがめ座の場合、他者とは一線を引く性質のみずがめ座のなかに、他者のテリトリーに入ることこそを目的とするしし座の性質が入ってきます。自分とは真逆の性質の侵入を真正面から受けたみずがめ座は、これ以上この異サインの侵入を阻止するために、自分の前に犬を配置させ防御を試みるです。

福山さんが週刊誌にお子さんの写真が掲載されたとき、それが販売物となって世の中に出ていくことを黙っていることはできないとキッパリ言ったのは、彼のなかにいた番犬が唸り睨みつけ吠えた瞬間だったのです。

ネイタルチャートを読み解いたときも、納得しない依頼はピッシャっと断る意志の強さがあるだろうと書きましたが、そういう筋の通っていないことに対しては断固抗議し、その考えを述べる勇ましさがあるのは、このおひつじ座21度の番犬がいたからだと思います。


そして福山さんのなかには、吠えて抗議するしかない犬だけでなく、明確に言葉や態度で異議を唱える人間も存在しています。

火星はさそり座の21度に滞在していますが、そのサビアンシンボルは「職務を放棄した兵士」です。
この兵士はそれまで真面目に仕事に取り組んでいたのですが、この度数を境にすべてを投げ出し、もう一切の仕事をやろうとはしなくなります。はたしてこの兵士に、どんな変化が起こったのでしょうか。

15度で対向する一周上のサインの性質が入ってきたさそり座は、そのサインの性質と自身の性質を融合させることでワンランク上の存在になったと思い、偉くなった自分が兵士のやるような仕事なんてできるかと、職務放棄してしまったのです。
「馬鹿馬鹿しくてやってられない」と思うのなら、別に抗議などせずにとっとと立ち去ればいいのに、この兵士はあえてその場に留まり、「俺は偉いんだから、こんな仕事はできない」と、拒絶の態度を見せつけます。なぜそこに居座るのかと言うと、さそり座に逃げるとか自由になるといった考え方が存在しないからです。

さそり座は、人にしろ組織や考え方にしろ、とにかく何かと一体化することがテーマのサイン。そのため、嫌だと思ってもそこから離れるという考え方にはなりません。離れる以外に、目の前の仕事をやらなくてもいい方法はないか。それが他者や規則、そして組織に対して反抗するという手段だったのです。
確かに、対向するサインの性質を受け入れ克服した段階の第5グループは、そのサイン最強のパワーで溢れています。「俺は偉くなった」と思うのも無理はありません。

福山さんが週刊誌にお子さんの写真が掲載されたとき、それを黙っていられず猛然と抗議したのは、そこから逃げるという選択肢が福山さんの中になく、むしろ猛然と抗議する兵士の存在感が増したからではないかと思います。


慣習や既得権益に、堂々と異論を唱える。できればそれらを壊してしまいたい。そうやって理想の生き方を求めるところは、水星が位置するサビアンシンボルに見て取ることができます。

水星は、みずがめ座2度にいます。そしてそのタイトルは「予期されなかった雷雨」。ですが私は予期されたと言うか、自ら起こした雷雨だと思っています。

この1度前のサビアンシンボルは「古いレンガ造りの伝道所」というのですが、この伝道所はみずがめ座のひとつ前の星座であるやぎ座の痕跡物になります。やぎ座はそういう形あるもの、安定しているもの、そして恒常的に続くものに価値を置きます。しかし後に続くみずがめ座は一転して継続性がなく瞬間的で、意識という形の存在しないもののなかでどう他者と共感し合うかがテーマのサイン。よってみずがめ座からすれば、この伝道所は邪魔でしかありません。
そこでこの2度で雷雨を降らせ、建物を壊してしまうのです。崩れたレンガ造りの建物は、やがて砂となります。砂は形が固定化されていません。風に吹かれたり運ばれた先で、自由に形作られます。

やぎ座には権威や規律といったキーワードもあります。それらはここで完全に壊され、もう二度と元に戻ることはありません。

この度数を持っている人は、自身が持つこうした破壊力を自覚できていない場合もあります。目の前で起こる出来事がことごとく崩れていくばかりで、ちっとも安定した生活が送れないと嘆いているかもしれません。


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