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吹石一恵さん     4/5ページ     2021.12.01 UP

これは、それまで主観的に生きてきて、いざこれから客観性を身につけようとしたけれど、どうしていいのかわからない。とりあえず飛び込んだ集団のなかで過ごして行くうちに、少しずつ周りを見る目が養われ、そしてそのなかで自分を主張していく姿を表しています。
なんだかそれは、初めて幼稚園に通い始めた子供に似ています。それまでほぼ家族としか接していなかったのに、いきなり見知らぬ多くの園児と数時間を共にするのは、幼い子供にとってはかなりハードルが高い試練でしょう。しかしその経験は、これから大人になるに従い、さらに広い世界と接することになることを考えれば、避けては通れない経験です。

吹石さんの性格をよく知らない人からすれば、「人見知りが強い」と感じるかもしれません。でもそれでいいんです。気心の知れた人にだけでも自分の本心が言えるようになったということは、集団のなかで生きていくためのきっかけを得たことになるからです。


もうひとつ、吹石さんの本当の姿として、実は意外とせっかちで、あちこち興味が湧いたらすぐ動きそう、とも書きました。それは水星がいる、てんびん座13度のサビアンシンボルから伺えます。

「しゃぼん玉をふくらませている子供たち」。これがそのタイトルです。しゃぼん玉は膨らんでは弾けて消え、弾けて消えての繰り返しです。ただの水の膜に過ぎず、風船やボールほどの堅さはないので当然です。でも子供たちにとってはそのサイクルの短さが面白く、また虹色に輝くシャボン玉の姿がなんとも不思議な存在で、ひたすらしゃぼん玉を膨らまし続けます。

このシャボン玉のように、吹石さんの頭の中には常に何かしらのアイディアが浮かんでいて、それをきちんとした形に残そうと頑張るのですが、どれも確信を突くものではないため、後に残るものは少ないでしょう。しかしこの徒労とも思える行為も、吹石さんにとってはアイディアを生み出す手段であり、しいては、周囲の人たちにどうすれば役立つ気配りができるか、というサービスのネタ作りにもつながっているのではないでしょうか。


吹石さんの意外な一面としてはもうひとつ、「ちょっと人から注目されたい」と思うときが、発作的に沸き起こってくるところがありそうだという点です。

人と人とがいがみ合うのを何よりも嫌う吹石さんは、平穏無事の状態を維持するために自己主張を抑え、ひとりでも多くの人の声に耳を傾けます。しかし心の奥底では、少しずつフラストレーションがたまっていきます。やはり彼女にも彼女なりの主張があるのです。
そしてついに限界ラインを超えて、気持ちが爆発する。イコール、自分を思いっきりアピールしたいという性質の存在は、木星が位置するさそり座12度のサビアンシンボルが教えてくれています。

そのタイトルは「大使館の舞踏会」です。
大使館は、その国の代表者である大使が駐在し執務する場所。そこで豪華に着飾った人々が舞踏会を繰り広げます。上流階級の人たちが贅の限りを尽くして装い、各界の著名人と交流するその場所は、一方で自身の思惑を叶えようと躍起になる人々にとって、最高のアピールスペースでもあります。
この度数のさそり座は、そうやって着飾ったり、身の丈以上のアピールをすることで、自身が身につけた「他人に深く入り込む力」を、対外的に使おうと試みるのです。

さそり座12度は、グループとしては第3グループに属しますが、さそり座はこのひとつ前の第2グループで対象物に深く入り込む力を身に付けます。そして次の第3グループで、その力を対外的にもっと発揮したいと考えるようになるのです。
そんなさそり座にとって舞踏会は、絶好のチャンスです。自分が手に入れた力がどこまで通用するのか試すことができる機会に心躍りますし、上手くいけば人生に新たな展開を呼び込むことができるのです。

しかしここでアクセル全開にしようとは思わないところが、さそり座の策士的なところです。
舞踏会で起きたことはあくまできっかけ。知り合った人とさらに仲を深めるかどうかは、まだこの段階では決めません。なぜなら、こうした上辺だけを取り繕った関係は脆(もろ)いことを知っているからです。

吹石さんが時折沸き起こる強い自己主張の欲求に振り回されないのは、それが一時的であり、自分にいい利益をもたらさないことをわかっているからなのかもしれません。


いつもと違う自分を表現しようと思うものの、その気持ちに持続性がないのは、こうした先を見通せる判断力の高さに加え、「そんなことをしても多分しっくりこなくて、結局いつもの自分に戻る」と確信しているところがあるからでしょう。
そんな、身の丈のほどを良く知っていると思わせるサビアンシンボルが、MCが位置するいて座22度「中国の洗濯物」です。

このいて座22度が属する第5グループは、どのサインであれ位置するサインの本領を最も発揮する段階です。ひとつ前の21度で早速その力を放出したいて座は、しかしそこに幾分かの無理があったため、心身に大きなダメージを受けてしまいます。失った気力や体力を回復させるために一旦退き、復活の時を待ちます。
元居た場所に戻ってきたいて座は、それまでの自分や環境に再び触れることで、少しずつ力を取り戻していきます。原点回帰したいて座は、23度以降で再び挑戦をしますが、今度は経験や耐性が身に付いているため、見事その挑戦は花を咲かせることができるのです。


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