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中森明菜さん     3/3ページ     2019.07.01 UP

ただここで問題なのは、プロジェクトの具体的な中身を隅々まで知っているのがこの「ビジネスマン」ただひとりという点です。
彼はヴィジョンを理解できない他者は対等の立場に立った助け合いは出来ないと考えているため、自分ひとりでこのプロジェクトを回そうとします。そのためその振る舞いがどうしても自己中心的であったり支配的になってしまい、協力してくれる周りの人たちのことを考えられない性質になりがちです。これは、直前の15度で入ってきた対向するサインがしし座だったことによります。しし座は物事を自分中心に考える星座だからです。

私は明菜さんのなかに「自分至上主義的なところや、自分の考え以外の発想が世の中にあることを理解できていない」と見ましたが、そういったところは、このサビアンシンボルからも読み取ることができるのではないかと思います。


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明菜さんは年齢を重ねるにつれ、「セカンド・ラブ」や「スローモーション」といった可愛らしい歌詞の歌から、「DESIRE」や「TANGO NOIR」といったカッコいい大人の女性を表現した歌を歌うようになります。それに合わせたメイクや衣装の効果もあって私たちは彼女に強い女性像を持つのですが、ご本人はそのことにものすごい拒絶感があったのではないか、と書きました。そうやって周りに流されず、冷静に自分と向き合える性質は、土星が位置するうお座18度「巨大なテント」がもたらしているでしょう。

「巨大なテント」で連想できるのはサーカスだったりしますが、そういう限られた空間のなかでイベントを行い多くの人を楽しませることに、この度数の人は関心があります。堀ちえみさんや反町康治さんもこのサビアンシンボルを持っていますが、堀さんは明菜さんと同じ芸能界で、反町さんはサッカー界で、それぞれ集まった観客にどうやって楽しんでもらえるかを考え、実際楽しませることができる人たちだと書きました。明菜さんにも、そういう素質がある、ということです。可愛らしい歌詞の歌を歌う自分も、カッコいい女性を歌う自分も、見てくれる人たちを楽しませるための「企画」であると捉えることができるのです。
そしてそんな自分を「本当の私は、そんな強い女性じゃない」とある種、客観視できているのも、このサビアンシンボルの影響と言えそうです。というのもイベントはテントのなかだけで行われており、一歩外へ出れば日常が存在するからです。

「それはそれ、これはこれ」という区別がはっきりできる人でしょう。しかも位置する星が「秩序」や「境界」といったキーワードを持つ土星ですからね。頑なに線引きする性格なんだと思いますが、その思いがあまりに強すぎて、自分で自分を縛ってしまっている状態なのかもしれません。

「それ」はそれでいっそ楽しんでしまえば、もう少しラクに生きれたかもしれないのに、どうしても「これ」にこだわってしまうんですよね。その理由は、木星がいるふたご座19度の「大きな古典書物」が教えてくれているでしょう。
この書物にはその大きさが物語るように、様々な情報が書かれています。それは根底的な考え方であり、普遍的な思想です。現代風に言うと、SNSで流れる情報は信ぴょう性が低く、一時の流行ですぐ終わってしまいます。その点、この本は著者が多くの時間と労力をかけて書いたもので、まして読者から本代をいただく構図なら、なおさらその中身の真実味は高まるというものです。この度数を持つ人は、そういう揺るがないものを大事にしたいタイプなのです。


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最後は、太陽がいるかに座21度のサビアンシンボルです。ここのタイトルは「歌っているプリマドンナ」。なんだか歌姫・中森明菜にふさわしいシンボル名です。
プリマドンナはオペラの主役を務める女性歌手のことです。彼女はこのオペラを最高のものとするため、ほかの配役やスタッフたちと意見を言い合ったりします。またほかのプリマドンナ候補の歌手たちに負けまいと、自身のレベルアップも怠りません。いい舞台とは、そうやって関わる人たちがぶつかり合いながら築き上げたものの方が、より見ごたえがあり出演者も納得がいくものになります。
ただこのぶつかり合いは、集団の破綻と紙一重の危険性をはらんでいます。指摘が人格の否定などに捉えられてしまうと、互いの結束力に亀裂が入り、演目をするどころの話ではなくなってしまうのです。
一体感を大事にするかに座としては、みんなでいい舞台を作ろうと思って打ち込むのですが、その意見が周囲からしたら時に押し付けと感じてしまう場合があるのです。

「明菜さんは力を出すとき0か100のどちらかしかなく、60とか80くらいの力で無難にこなすということができないタイプで、好きな相手に尽くし過ぎ、そのことで参ってしまったり、トラブルに巻き込まれるかもしれない」と書きましたが、そういう相手に対して入れ込み過ぎるところがあるのは、このサビアンシンボルから伺うことができるのではなでしょうか。


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「なんか、やたら第4グループ(16度から20度)が多い人だなあ」と思ったら、ここに感受点が12個中7個も入ってたんですね。

第4グループはその前の15度で、対抗するサインの影響が入ってくるので、本来のサインの力が一時的に落ちるゾーンです。ものすごい衝撃を受けるわけです。
そしてその入ってきたサインの力を消化して、結果的に本来のサインはパワーアップした形で達成の時を迎えるのですが、今はまだノックアウトされそこから復活しようとする最中。そんな状況の星が6割弱もあるのですから、「そりゃ、人生悩むよね」と思ったのでした。

私たちは自分と違う考えや困難な状況に会ったとき、とても苦しむ悩みます。でも時が過ぎその状況を思い返したとき、「あのときは辛かったけど、あの出来事があったから視野が広がったり、困難にもくじけない心を持てるようになった」という人は多いのではないでしょうか。これと同じようなことが、サビアンシンボル第4グループでは起こっているのです。

明菜さんも、いろいろ辛いことがあるかと思います。しかし彼女には下から上に上がる、内から外に出すといった湧き上がる力を強く感じます。ぜひその力を信じて、また私たちに素敵な歌声を聴かせて欲しいと願っています。


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