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神田沙也加さん     3/3ページ     2019.03.01 UP

こうした寄り道遠回りの生き方を不安定と見る視点もありますが、おそらく神田さんはその岐路に立つたび、自分にとってそれなりの成果を得たと納得してから次のステージに進んでいったのではないでしょうか。闇雲にあちこち方向を変えたのではないと思われます。それは、ASCがいるおとめ座25度のサビアンシンボルが教えてくれています。

「半旗として掲げられた旗」。これがこの度数のサビアンシンボルです。
先ほどの「互いに入れ替わる鷹と大きな鳩」でも書いたように、度数も終わりに近づくほど、サインは自らの性質を手放そうとします。おとめ座の場合、ここで弔意の表れである半旗を自分から掲げてしまうことで、それまでの世界にきっぱりを別れを宣言し、もう戻らないという誓いを立てるのです。

これまでの活動で得た成果や名誉に、おとめ座は興味がありません。おとめ座はどれだけうまく仕事をこなすかとか、その仕事をさらに極めてレベルアップするという方向に心は動かず、「やってみたらできた」という個人としての完了が見届けられればいいのです。むしろ、「いかに美しく終わりを迎えられるか」の方が大事なのです。

神田さんは芸能活動を休止中、飲食店でアルバイトをされていたようですが、おそらくそのお店を辞めるときも自分なりに「やってみたらできた」という確証が持てたから区切りをつけたのではないでしょうか。お店側としては、仕事も覚えて経験も積み、できれば続けて欲しかったかもしれませんが、神田さんからすればそこでスキルアップして昇給や肩書きがもらえることにはなんの興味も湧かなかったでしょう。

神田さん自身としてはこうした彷徨っていた時期は苦しかったかもしれませんが、回り道に思えたことすべてが実は自分にとっては必要な経験だったのです。


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神田さんの読み解き結果のなかで、「頑固さは一級品です」と書きました。そしてその理由のひとつに、金星がさそり座にいることを挙げました。

さそり座はクオリティで言うと「不動」に分けられ、その特徴としては「一貫性」とか「頑固」といった文字通りの意味があります。またさそり座自身も「不屈の信念」「執念」といった揺るぎない思いを抱えるタイプです。
またここに位置する金星は、行動的になる度数にいます。この度数に星があると、その星座特有の能力を周囲に誇示しようとします。つまり、さそり座の特徴はより発揮されやすい状態というわけです。

サビアン占星術的に見ても、神田さんの金星はそのことを確証付けています。「自分自身の子供の父である女」。これが神田さんの金星がいるさそり座17度のサビアンシンボルです。

星座はおひつじ座から始まりうお座で終わりを迎えると、またおひつじ座が始まりますが、この新たに始まったおひつじ座は以前のおひつじ座と性質は同じであれ、そのレベルは一段上がった高次のものであるという考えがあります。またサビアン占星術では15度で180度対向する星座の影響が入り込んでくるとされていますが、てんびん座以降後半のサインは、入り込んでくるのが同じ階層のものではなく、一段上の12星座のうち180度対向する星座になります。
さそり座はてんびん座と同じく、12星座後半になります。また180度向かいにある星座はおうし座ですので、先述した条件に照らし合わせると、さそり座は15度で上階層のおうし座の影響が入り込んでくる、ということになります。

そこから2度過ぎた今回の度数では、自分のなかに取り入れた上階層のおうし座の性質を自身のさそり座の性質と融合させ育てようとします。「子供の父」と「女」とは、さそり座と上位にいるおうし座のことなのです。
おうし座は、さそり座に負けないくらい「頑固」で「強情」です。磨きかかったその性質とさそり座の頑固さが融合されるわけです。

さそり座は元々、他者との一体化や他者に寄生することは得意なので、自分のなかに何かを取り入れることやそれと混ざり合うことに抵抗はないはず。となれば、おうし座とさそり座のコラボレーションで実現した頑固さはよりパワーアップし、その性質を外側へと拡散していくことでしょう。

神田さんの頑固さは、サビアン占星術で見てみると、おうし座の影響も大きかった、ということになります。


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こうした上層階の星座の介入を受けることで、新たな流れを自身のなかに生むサビアンシンボルがもうひとつあります。木星がいる、うお座16度の「ひらめきの流れ」です。

直前の15度で、上階層のおとめ座の刺激を受けたうお座は、それまでの経験や持ち物もすべてない状態で、新たな旅を始めようとします。しがらみがない状況で「さて、これからどうしようか」と思ったとき、自分な好きな世界に向かうのは自然な流れでしょう。

うお座は厳しい現実への対処が苦手で、夢のなかで生きることを得意とします。具体的にはゲームに夢中になるとか、セラピーや占いにハマる、オカルト系のグッズを集めるといった行為になります。これは神田さんを「スピリチュアルなものやオカルト的なものに興味があるかもしれない」と書いた理由につながります。


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神田さんは第3グループに星がありません。ここは位置するサインの特性を感じ取ったあと、実際にその力を試してみようとする区間です。第2グループでサインの特性を学び終わり、やっとその力を使おうとしたら、いきなりもう第4グループで180度対向するサインの影響力を受けるのです。自分のことをよくまだわからないうちに、次々と新しい展開に巻き込まれるのです。

気持ちが落ち着かないうちに様々なことが起こり、ついていけないときもあるでしょう。心理的に起伏が激しく自分で自分に疲れてしまうのは、こうした理由もあるのかもしれません。


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