★神田沙也加さんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。


★神田沙也加さんのネイタルチャートの読み解き結果の解説は、こちらをご覧ください。


神田沙也加さん     2/3ページ     2019.03.01 UP

恋愛については「入れ込み型」と書きました。ひとりの人を一途に愛し、あまりに度が過ぎて相手を支配してしまうほどに、と。
これは興味の対象を一点に絞り、そこにひたすら集中する性格を表しているのですが、このことは月がいるおとめ座1度のサビアンシンボル「男の頭」が教えてくれています。

サビアン占星術の成立に関わったディーン・ルディアはこのシンボルを「芸術的に強調された男の頭が、重要な意義を帯びる肖像画」と表現し直してします。男の頭はとても目立っている状態で、そのことは非常に大きな意味があるということを伝えたいのです。

おとめ座は個人の完成を何よりの目的とするサインで、そのためにはあからさまに他人とは違う部分に焦点を絞り、その特徴を捕まえようと集中します。内面的な違いは目に見えないため、一目で個別の違いは把握できません。しかし外面的な違いは誰が見ても明らかな個人の特徴として標的にしやすくなります。ここで外面的に目立つものと言えば「男の頭」になります。つまりこの「男の頭」をターゲットにして集中することで、自分と他人をくっきり分離するという目的を果たそうとするのです。
まして度数は1度。サイン最初の第1グループは、直前のサインの影響を断ち切ろうと、その力を最大限発揮しようとします。つまり「男の頭」へ集中する力は相当なもので、それは周りが見えなくなってしまうほどでしょう。

神田さんの度が過ぎるほどの入れ込みようは、第1グループの純粋な勢いが影響を与えているのではないでしょうか。


     ---------------------------------------------------------


神田さんの人生は、ものすごく悩んだり苦しむものではないかと書きましたが、それはいて座19度のサビアンシンボルが物語っているでしょう。

ここのサビアンシンボルは「住処(すみか)を移動するペリカン」です。この前の段階で、襲い来る数々の試練をその場しのぎで対応していて座は、もっと安全な場所に移り住めば、理想的な境遇が得られるはずだと考えます。そして実際に理想郷を求めて各地を転々とするのです。この様はそのまま、人生の困難さを表しているでしょう。
位置する星が変化を象徴する天王星というのも、転居人生がハードなものであることを裏付けていると言えるのではないでしょうか。

また火星が示すいて座25度のサビアンシンボルも、展開が激しい人生を表していそうです。
長い仕入れの旅を終えた商人は、異国から見たこともない敷物を持ち帰ります。それはたちまち話題となり、飛ぶように売れていきます。これがいて座25度のサビアンシンボル「東洋の敷物を扱う商人」なのですが、やぎ座も25度という終盤になると、それまで特徴として持っていた保守的な部分にこだわらなくなってきます。
変化を嫌うやぎ座が、「異国の敷物」という異物を何の抵抗もなく受け入れるだなんて、それまでのやぎ座だったらおよそ考えられない事態でした。おそらくこの商人はこのあと、もっとたくさんの異国の物を自国へと持ち込むでしょう。それは変化をどんどん受け入れるということでもあります。
神田さんにとって異国の敷物は、人生を彩る贈り物なのです。

神田さんが人生を紆余曲折する様は、その芸能活動の軌跡を追っても明らかです。15歳で芸能界デビューするものの、それから4年後には活動休止。しかし約一年半後には復帰します。そして2014年、ついに「アナと雪の女王」で、松田聖子の娘としてではなく神田沙也加としての力が世間に広く認知されるのです。

芸能活動を始めたり休んだりを繰り返すものの、最終的そこで成功をつかむ過程は、太陽が位置するてんびん座8度のサビアンシンボルが表しているでしょう。ここのサビアンシンボルは「荒廃した家のなかで燃え盛る暖炉」です。

荒廃した家の主は、どこかへ姿をくらましてしまいます。しかし暖炉だけはいつ主が戻ってきてもすぐ生活が始められるよう、赤々と燃え続けています。この主は、実現した夢をそのまま放置していたため、やってきた否定的な力に傷つき、夢をつかんでいたその手を離してしまったのです。現実化した夢が大きければ大きいほど、返ってくるネガティブな力も大きいことを知った主は、暖炉の火を頼りに、再びその家での生活を始めようとします。離してしまった夢を取り戻そうと、もう一度チャレンジするのです。

もうひとつ、神田さんが人生を彷徨う様子を思わせるサビアンシンボルがあります。水星がいるてんびん座26度の「互いに入れ替わる鷹と大きな鳩」です。

どの星座の度数もこの辺りになると、その星座独自の性質は薄れ、次の星座の性質が入ってくるようになります。平等をモットーとしていたてんびん座が、一極集中という思いっきり偏る性質を持つさそり座へと変わっていきます。
鳩とはてんびん座のことで、鷹はさそり座を指しています。愛や知性そして平和を象徴する鳩が、固い意志を持つ鷹と入れ替わるのです。あちらにもこちらにもまんべんなく向けていた意識を、自ら決めたある一点に集中させようとし始めます。

自分の行く方向がわからず芸能活動を始めたり休んでいたりを繰り返していた神田さんは、やがてミュージカルという世界に照準を合わせていくのです。


<< 前のページへ   次のページへ >>

★神田沙也加さんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。


★神田沙也加さんのネイタルチャートの読み解き結果の解説は、こちらをご覧ください。

SNS

↑ インスタグラム、毎日発信中!

Amazon 欲しいものリスト

いただければ、励みに頑張ります! 何卒よろしくお願いします。<(_ _)>
こちらからどうぞ。