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村山聖さん     3/5ページ     2022.10.01 UP

てんびん座に入ると関わる人たちが一気に増え、比例するように様々な問題や苦悩が発生します。それらをひとつずつ解決していくことでレベルアップしていくわけですが、最初はどう対応していいのかがわかりません。
そこでほかの人たちはどうしていたのかを参考にしたいと、偉人たちについて調べ始めます。歴史に名を残すくらいの人たちは、人生の困難にぶつかったときどうしていたのか。
この度数を持つ人は、そうやって人生の難局に遭遇したとき、過去の人たちの生き方を参考にしようとします。

村山さんのASCは、てんびん座の9度に位置しています。そのサビアンシンボルは「アートギャラリーに掛けられた三人の巨匠」です。

ギャラリーの壁には、巨匠と呼ばれる三人の肖像画が飾られています。誰もが知っている三人です。その絵の前に立って、じっと目を向けます。肖像画に描かれた姿から、その目から、自分が欲しい答えを必死に受け取ろうとします。
肖像画の三人は、絵となり飾られるくらいですので、とても象徴的な生き方をしました。言い方を変えれば、波乱に満ちた人生と言えるでしょう。凡人が経験することがないほどの衝撃的な問題に出会ったりしたはずです。そんな人たちがいまこうして絵として堂々と私たちの前に残されているということは、難題を克服した経験もあるはず。そう思ったてんびん座は、三人の肖像画の前に陣取るのです。

困ったときにそうやって「人」に頼るのが、てんびん座の特徴です。てんびん座は対人のサインであるため、いつでも人が対象になるのです。
またその人数もひとりやふたりではなく三人というところが、バランスを重視するいかにもてんびん座らしいところ。ひとりでは誰とも比較できず、ふたりでは違いが目についてしまいます。三人であれば総合的、客観的に判断できます。
そうやって複数の人の生き方を参考にすることで、自身の身に起きている問題を解決しようとします。

村山さんは、かなりの読書家でもありました。雑誌のアンケートで好きな作家にアガサ・クリスティー、萩尾望都、森博嗣を始め多くの作家名を挙げています。また自室には約3,000冊の少女コミックスが所狭しと積まれていました。
そうやって膨大な本を通じて、大勢の人の意見を参考にしたのでしょう。


村山さんが対局の終盤で凡ミスを犯し負けてしまうことが多かったのは、長時間の対局に体が耐えられなくなり、打つ手を考える余裕がなくなってしまったという身体的な理由があったのではないでしょうか。
しかし彼は、そんなことはひと言も言いませんでした。それどころか、病気を言い訳にすることを絶対に嫌いました。
戦いの場面では、誰もが平等。将棋はスポーツではありませんが、そんなスポーツマンシップが村山さんのなかには太い柱となって立っていたように感じます。

村山さんの火星は、いて座の6度に位置しています。そのサビアンシンボルは「クリケットゲーム」です。
クリケットとはイギリス発祥の球技で、その競技人口は世界で3億人を超え、サッカーに次いで2番目に多いと言われています。

クリケットという言葉の語源には、フェアプレイという意味があります。どんなに上手い人も下手な人も、ルール上では平等です。正々堂々と戦うことで、ときに番狂わせが起きたりするから、観客たちは興奮したり楽しめるのです。

このサビアンシンボルがある、いて座を含む黄道12星座の後半6サインは、他者とのかかわりがテーマとなります。前半6サインであれば抜け駆けなどして自分が勝つことだけを考えていましたが、社会性を大事にする後半6サインは、ほかの人たちと共に生きていくことを重視します。そのため、抜け駆けや不正はやってはならない行為なのです。

このサビアンシンボルは、神田沙也加さんと吹石一恵さんも持っています。おふたりのネイタルチャートに共通していたことは、相手がどんな人であろうと平等に接する、という点。
村山さんも彼女たちと同じようにフェアなところは大事にしていたでしょうし、勝負師であればなおさらその精神は忘れてはならないものだと肝に銘じていたことでしょう。


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村山さんは幼少期にネフローゼ症候群という難病にかかり、28歳のとき癌に侵されます。病気の影響で高熱が出たりして対局はもちろん、普段の生活さえまともに送れなくなります。そんなときは母親や師匠に面倒をみてもらいながら、一心に将棋の駒を指し続けます。
病で仕方なく周りの人に生活を支えてもらうわけですが、彼の何よりも将棋を優先する姿は、太陽が位置するふたご座24度のサビアンシンボルに見て取ることができます。

「氷の上でスケートをする子供」。これがそのタイトルです。
子供たちは楽しそうにスケートをしています。スケートができる状態にするには氷の厚さや固さに気を遣ったり、表面が平らになるよう整えておかなくてはいけません。
しかしそんなことを子供たちは知りません。ただやりたいスケートをしているだけです。このときリンクの状態を気にしているのは子供たち以外の大人です。

ふたご座は物事を整理したり統合する能力に優れています。何が必要で、何がいらないか。これとこれを一緒にしたら、もっと楽になるな、といった効率を上げるのが抜群に上手い星座です。
一方で、その鋭い観察眼で状況や関係者の性格を見抜き、必要なことのうち「これはあの人に任せればいいな。自分はこれだけやればいい」といった抜け目なさも併せ持っています。
美味しいところだけを持っていくと言うと聞こえは悪いですが、そういうふたご座の「良いずる賢さ」が最も発揮されやすいのがこの度数になります。

このサビアンシンボルのなかで村山さんは、もちろん子供たちに相当します。好きなスケート、すなわち将棋をとことん追求します。対して氷の状態に気を遣っている大人たちが母親だったり師匠といった人々です。
村山さんにとって将棋以外のことは自動化したり仕組化したりして、自分が直接手をかける事ではないのです。やりたいことだけに集中して取り組むことで、人はもっと自分の能力を発揮できるのです。


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