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中川翔子さん     2/4ページ     2020.10.01 UP

15度でワンランク上のおうし座の介入を受けたさそり座は、そのあまりのレベルの違いに放心状態になります。さそり座は、他者と一体化することで自分に不足しているものを補おうとするサインですが、180度向かいにあるおうし座は、いま自分が持っているものだけで満足するという、さそり座からしたら到底考えられない性質の持ち主だったからです。
強い衝撃を受けたさそり座は、しばらく何も考えられなくなります。心の底で何か湧き上がってきたことに対しても深く考える状況ではなく、ただそれをそのまま表現してしまいます。まさにオウム返し状態です。

しかしこのオウム返しは、放心状態だからこそ発生する症状なのです。もし中川さんが思いついた疑問を矢継ぎ早に口にすることに羞恥心を覚えてしまったら、その瞬間、オウムは姿を消してしまうでしょう。それは次の20度で、現実のものとなります。

やがて放心状態から立ち直ったさそり座は、真逆の性質を取り入れた最強のさそり座となり、それはつまり不足分を補うことができたということで、次の段階であるいて座へ移行する準備を始めます。

まずは、他者に依存するという体質からの脱却を試みます。自分ひとりでは何もできなかったさそり座ですが、土星が位置するさそり座26度の段階まで来ると、得た知識や経験を頼りに、もうひとりでひと通りのことはできるようになっていたのでした。
そう、この位置のサビアンシンボル「キャンプをつくっているインディアンたち」のように、都市文明の届かない僻地でも自然と共に生きる術を手に入れていたのです。

中川さんには完璧主義なところがありそうと書きましたが、完璧主義の人は自分ひとりですべてをこなそうとします。インディアンがキャンプを張ったり、狩りに出かけたり、そして火を起して灯りと熱を得ようとするように。
私たち近代人は家は大工さんに、食料はスーパーに、そして灯りは電力会社と、それぞれを専門的に扱うところへ依存していますが、中川さんも何かプロジェクトに取り組む際はひとりで気負わず、仲間や業者に頼るということをしてもいいのではないかと思います。


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読み解き結果では、やると決めたら全力投球。やるかやらないかは、はっきりしているタイプだろうと書きました。
やると決めたら一点集中。複数のことを同時に進める器用さはなさそうです。しかしそれは、専門性を高めるには唯一の方法になります。例えば、中川さんは絵を描くのがとても上手いのですが、それもひたすら書くことに没頭した結果と言えるでしょう。
そんな一途に何かに入れ込むところは、MCがあるおうし座21度のサビアンシンボル「開いた本を指す指」が示しています。

適当にパッと開いた本のページに書いてある内容に従うという遊びがありますが、このサビアンシンボルはまさにその開いたページを指差した瞬間をとらえたものです。
このゲームでポイントなのが、指さす人間の未来はもうこの本のなかに書かれているという点です。開いたページに書いてあった内容がたとえ不満でも、従うのがルールです。もう一回やり直すとか別の本を持ってくるのはNG。分厚い本のなかのさらにたった1ページに書いてある内容に従うしかないのです。これはいくつもの案件に手を出したり、まだ作業が終わっていないのにそれを止めてしまうのではなく、ひたすらひとつことに集中して取り組もうとする姿を映したものと言えるのではないでしょうか。

この21度が属する第5グループは、弱点を克服したそのサインの力が最も強く発揮されるゾーンです。おうし座の弱点は、180度向かい合うさそり座の他人に振り回されるところでした。しかしもう人の言うことにいちいち従わなくても、自分が持つ意志に確固たる自信があり、自分と他人を比較することを止めます。
中川さんも「このページに決めた!」となれば、そこに書いてある内容を極めようと、徹底的に取り組むでしょう。そんな強い決意と集中力を、本を指差す姿に見て取ることができます。


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中川さんの発想はかなり独特で、他人とはあまりにかけ離れている分、なかなかその考えが理解してもらえず、孤独に悩むかもしれないと書きました。でも彼女はだからと言って自分の考えを変えることはなく、むしろ積極的にそれを打ち出していこうとするでしょう。それは水星がいるおひつじ座19度のサビアンシンボルが教えてくれています。

この位置のサビアンシンボルは「魔法のじゅうたん」。じゅうたんを日本語に変えると、さしずめ大風呂敷になるでしょうか。
ことわざに「大風呂敷を広げる」というものがありますが、これはまったく実現しそうもないことを大々的に言い広げる様子を表しています。実は「魔法のじゅうたん」も意味としては同じことを指していたりします。

15度で真正面にあるサインの侵入を受けたおひつじ座は、おひつじ座らしい活動的で積極的なところが鳴りを潜めてしまいます。そして代わりに、侵入してきたてんびん座の「他者の意見を聞く」という、それまでの自分とは真逆の性質が顔を見せ始めます。これは、「自己主張」や「身勝手」といった自分本位のおひつじ座からすれば到底あり得ない出来事です。
しかしこのショッキングな事件も、おひつじ座にとっては必要なことでした。それまではただ、自分の意見が「ワガママ」としてしか捉えてもらえなかったのが、他者の意見を聞く耳を持つことができたことで、持論を俯瞰できるようになったのです。

でもだからと言って、大人しく引き下がらないのがおひつじ座です。
「なるほど。みんなはそういう風に思ってるんだ。でもやっぱり私は私の考えで進むわ」と、他人の評価を気にせず、胸を張って堂々と再び前へと歩き始めます。こうなるともう、おひつじ座に怖いものはありません。次の20度から始まる最強のおひつじ座シーズンに向けて、弱気になっていた自分自身を鼓舞する必要が出てきます。すなわち、想像や妄想をちりばめた「大風呂敷」を広げることで、意気消沈していた自分を元の活動的な自分に戻そうとしていたのでした。


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