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堀ちえみさん 2/3ページ 2018.09.01 UP
同じ第5グループでもおとめ座の場合だと、それまでの自分はあっさり捨て、新しい自分だけで生きていこうとします。
天王星がおとめ座の24度にいます。ここのサビアンシンボルは「メリーと彼女の白い羊」です。この前の度数23度は「動物のトレーナー」で、まだ言うことを聞かない動物は目や手が離せません。しかし調教が功を奏し、その動物が大人しくなると、放っておいてもどこにもいかなくなるか、主人の周りをうろつく程度です。このときの主人をメリー、そして調教が終わった動物を羊と表しているのです。
調教中だった動物を芸能界、トレーナーを堀さんだと置き換えると、羊と化した芸能界を堀さんは「調教し終わった」という達成感で見つめていたのかもしれません。そこにもうこだわりはなく、むしろいかに早く次のステージに移るかに関心は動いていたのではないでしょうか。革命の星天王星が、さらにその思いに拍車をかけることでしょう。
堀さんが引退を考えるようになったのは、徐々にではなく、ある日突然、何かしらのきっかけがあったからではないでしょうか。
木星はかに座の27度にいます。ここのサビアンシンボルは「渓谷での嵐」です。
嵐と名がつくように、この度数に星がある人の人生には、それまでの平和な暮らしを壊されるかと思うほどの嵐が訪れるでしょう。でもそれは、ある意味因果応報だったりします。
かに座は、自分の近しい人だけを大事にするという閉鎖性があります。そのためなら敵対する存在を無視したりするのですが、その反撃をここで受けるのです。
それは衝撃的な出来事だったでしょうが、振り返って思い返せば、むしろ新しい道に一歩踏み出すためにはいいきっかけだったと納得しているところもありそうです。
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「引退後、一種の悟りを得て信仰に目覚めたかも」と書いたのは、てんびん座の29度から伺うことができます。
てんびん座29度のサビアンシンボルは、「互いの知識の範囲に橋をかける方法を模索する人類」です。29度は次の30度を最後に、新しい星座に変わります。そのため、引っ越しの準備をいよいよここで始めます。
私たちが実際に引っ越しをするとき、必要なものは残し、いらないものは処分しますが、度数が進み次の星座に移るときも、同じようなことが起こります。
てんびん座が何を残すのか。それは多くの人や異なった時代や世代に共通するものは何かを探す姿勢だと思うのです。
てんびん座は争いを嫌う平和主義なこともあり、周りにあわせた自分を作る傾向があります。その作業も終盤になると、人と人というカテゴリーだけにとどまり切らず、世代と世代、時代と時代という、もっとスケールの大きいもの同士に共通するものは何かを模索し始めます。
世代を超えて、時代を超えて共通するもの。そのひとつが宗教や信仰する心なのではないでしょうか。
同じ29度に位置する土星うお座のサビアンシンボルは、「プリズム」です。ここでも引っ越し作業を行うのですが、それは荷物整理ではなく、新たに住む場所探しになります。
プリズムに当たった光は、屈折、分散します。同じようにうお座の場合は、それまで蓄えたうお座らしさを分光し、新たな環境の元へ飛んでいこうとするのです。「ドラゴンボール」が7個集まって神龍（シェンロン）が願いを叶えると、それぞれのドラゴンボールは各地に散ってしまうのに似ています。
おひつじ座の25度では、そんな満腹状態をもう一人の自分を作ることで対処しましたが、うお座の29度は自分を分散させることで、信仰心を生むとか奉仕精神が芽生えるといった、引退後に様々な心境の変化が出てくることを表していたのかもしれません。
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堀さんは2度の離婚と3度の結婚をしています。このことはネイタルチャートを読み解いたときに、「そうしたことに罪悪感がないかもしれない」という一文に表れているかと思うのですが、サビアンシンボル的にもその要因は見られます。
火星は、さそり座の1度「観光バス」にいます。
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