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はなさん     2/3ページ     2020.02.01 UP

いて座は知識と経験の豊富さを誇りにします。しかしそれまでのいて座は、そのことを上手く活かすことができないでいました。それはこの前の第3グループで、個人的なことを強く主張することがほとんどできなくなっていたためです。しかし15度で対抗するふたご座の性質が入ってきたことで、自身の知識や経験を語れるようになってきたのです。なぜなら、ふたご座のキーワードは「社交的」とか「おしゃべり」なので。

いて座に限らずどの星座でも、対向する星座の性質が入ってくるまでは、その星座本来の力が十分には発揮されないというか、未完成な状態なのです。これはアスペクトでも同じことが言えて、ソフトアスペクトの力が発揮されるには、ハードアスペクトの存在も必要なのです。

このサビアンシンボルは、いて座第4グループ最後の度数です。次の第5グループは、いよいよ完成されたいて座の本領が発揮されます。その片鱗がもうすでにここで見られています。

自身が持つ知識と経験の豊富さで人に貢献したいて座は、次のやぎ座が近付くと、それらを最小限にまでそぎ落とし、やぎ座の性質を受け入れるための準備を始めます。簡単には手に入れることのないそれらのほとんどを、あっさりと捨ててしまうのです。そんな潔さは、太陽が位置するいて座29度「芝を刈る太った少年」に見ることができます。

「刈った芝」とはもう不要になった知識や経験のことで、「太った少年」がそうやって体を動かすことで、自らの余分な肉(非現実な教養や思想など)も落とそうとしているのです。
また芝の下にある地面は、次の星座やぎ座のエレメントも表していることから、その上面を整備することで、いて座からやぎ座への移行をスムーズに行えるようにもしています。

はなさんのネイタルチャートからは、「気が向かなくなると、それまでかけた努力や苦労に少しも執着することなく、あっさりとそこから手を引いてしまう」性格が伺えましたが、それはこのいて座29度のサビアンシンボルからも感じることができます。
こうしたはなさんの潔さは、執着心の少なさと、一度いらないと決めたら戻ることのない意志の固さが支えています。これはたとえ選んだ先に苦難が待ち受けていたとしても、その結果を甘んじて受け入れるという覚悟の表れとも言えるでしょう。そんなところは、火星が位置するうお座27度の「収穫の月」が表していそうです。

「収穫(物)」とは、自分がこれまでに起こしてきた出来事のことで、「月」は占星術における母を表していることから、受け入れるとか受容の意思表示と捉えることができます。
うお座は12サイン最後のサインであり、さらに27度は次のサインの性質が入る前の最後の段階でもあります。つまりそれまで経験してきた数々の出来事を、うお座特有の包容力ですべて受け入れなくてはならないのです。そこに選択権や拒否権はありません。
そのなかには苦くて苦しいものもあるでしょう。しかし酸いも甘いもすべて受け止めることは、そこから先へ進むためにはとても大事な作業なのです。

うお座の次はおひつじ座ですが、そのおひつじ座はそれまで経験したおひつじ座ではなく、もっとレベルアップしたおひつじ座になります。その一段高くなったステージへ登るためには、これまでの経験値を座標としてしっかり位置づけしておく必要があるのです。
はなさんの「何事も受け入れる」という強い覚悟は、誰もかなわないものだと思われます。


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はなさんには集中力があり、例えば「一週間後にこの仕事を完成させるように」というミッションが入った瞬間、バチッとやる気スイッチが入る、と書きました。
そういう決められた条件のなかで、自らのモチベーションを上手く上げられる術をはなさんは習得されているようですが、それはASCが位置するいて座3度のサビアンシンボルに見て取ることができます。

ここのサビアンシンボルは「チェスをする二人の男」。前号の貴乃花光司さん(海王星)や、さらに前々号の中森明菜さん(MC)も持っていたサビアンシンボルです。
おふたりの記事のなかで私は、「チェスで勝つために、頭のなかでいろいろと作戦を練っている」と書きました。貴乃花さんの場合の勝つとは相撲で優勝することでしたし、明菜さんの場合は注目を集めるのが勝つことでした。そういう具体的な目標が定まったとき、俄然燃えるのがこのサビアンシンボルの保持者です。

チェスを続けていると、ときには窮地に立たされることもあります。しかし勝つためにはなんとかその状況から脱し、形成を有利なものにしなくてはなりません。大変な作業ですが、しかし実はそういう逆転を考えるのも戦いの面白さでもあったりします。
はなさんの読み解き結果のなかで、「困難や障害が立ちはだかっても、それを効率よく解決していけるだけの能力が備わっている」と書きましたが、そうした頭脳プレーは誰よりも得意だし、苦しい状況ほどむしろ楽しめる余裕さえ持ち合わせているのではないでしょうか。

はなさんの集中力の高さと目標達成への情熱は、金星がいるやぎ座27度の「山の巡礼」というサビアンシンボルにも見て取ることができるでしょう。
この27度が属する第6グループは、次のサインへの移行準備段階なのですが、それは次の28度から始まるため、この27度ではやぎ座らしい特徴をまだまだ見ることができます。

各地にある霊場を参拝しながら山頂を目指すのは、とても大変で危険な行為です。もしかしたらもう少しラクなルートがあるのかもしれませんが、この度数を持つ人はそういう容易い方法で何かを手に入れることを良しとしません。厳しさや苦労を経験して得たものにこそ、価値を感じるのです。
やぎ座は自分に厳しいタイプで、あえて険しい生き方を選ぶのですが、その真骨頂がこの度数にあるような気がします。


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いて座4度には海王星がいます。ここのサビアンシンボルは「歩くことを学んでいる子供」です。タイトルからすれば主役は子供だと思うのですが、実はここでの主人公は子供に歩き方を教えている親になります。

3度でチェスに勝つためにいろいろと練った策を、実際に試してみようとするのがこの度数になるのですが、その策を親は自分でやるのではなく、子供にやらせようと教え込みます。「こうすれば勝つのではないか」という理論を、「こうすれば歩けるようになるのではないか」という理論に変換して熱く語るのですが、その教え通りに子供が歩けるようになるかは不明です。
結果がどうであれ、自分の考えを熱く語るクセが、この度数を持つ人にはありそうです。


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