「あの人の未来予想」読み解き結果解説


中森明菜さんの1989年を占う     3/3ページ     2023.02.01 UP

明菜さんの(ト)土星は、(ネ)月とコンジャクションです。土星は制限とか禁欲など、抑えることがキーワードの星になります。この年の土星が抑えるもの。それは明菜さんにとって一番大切な感情です。
月は感情や気分などを司ります。楽しみや喜び、怒りや悲しみ。心に押し寄せるそうした感情の波をひとつひとつ汲み取っていくことを、明菜さんは何よりも大事にします。その作業をこの年、明菜さんは制限されるでしょう。

抑えられた心は何も感じなくなり、喪失感や孤独感を深めそうです。
精神的に弱くなった明菜さんは、周りに流されやすくなります。誰かに腕をつかまれ引きずられたら、その方向が悪い場所へ向かう道だとしても、抵抗することなく歩いて行ってしまいます。しかも(ト)土星はやぎ座にいて、両者はドミサイルの関係。土星の力がいつも以上に発揮される状態です。心の柱を失った明菜さんは、精神的に病んでしまう可能性が高いと言えます。

さらにつらいのは、(ト)土星が(ネ)火星とスクエアであることです。
スクエアが凶座相であることは先に述べましたが、この座相は火星の積極性に厳格さや勤勉さが加わることで、過酷な状況下でも働くことを余儀なくされる場合があることを示唆しているのです。精神的にどれだけ参っていても休むことは許されず、馬車馬のように働けと強制されるのです。
(ネ)月が(ト)土星によって完全に抑えられているというのに、さらにその土星は明菜さんの動きを支配しようとさえするのです。


以上のように、明菜さんを取り巻くこの年の星たちが、彼女に絶頂の幸運とあまりに深すぎる悲しみを同時に運んで来ました。
星の力は、人間の力など到底かなわないほど大きく、私たちはそれらが発信するメッセージにただ従うしかありません。

元来の明菜さんの星回り、そしてこの年の明菜さんを巡る星たちの動きを見ると、本当に悲しくて切なくてなりません。


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せめて、どこに希望の光を見出せばよかったのでしょう。

明菜さんの(ト)キロンは、かに座にいます。キロンは心の傷のありかを示すとともに、その癒し方も教えてくれます。
かに座は、感情とか情緒を大切にします。ルーラーが月だけあって、感じる心や肌感覚ですべてを知ります。この年のキロンは明菜さんに、その大事にしている感情と少し距離を取りなさいと告げています。距離を取ることで、感情を客観的に見ることができるのです。

(ト)天王星が(ネ)火星とスクエアになったとき、自分の考えに固執していなければ、心のなかに今まで感じたことのなかった新鮮な風を吹かせることができたのに、自分の考えにしがみついたあまり、せっかくのチャンスを逃してしまいました。自分の知識と経験だけでは、自分が無知だということすら気付くことはできません。
いつでも客観的に自分を見て判断するためにも、必要以上に自分の考えにこだわらず、周りの意見ややり方を参考にした方がいいでしょう。

その次にやることは、自己を育むことです。
明菜さんは、どうしても「自分はダメな人間だ」とネガティブな考えに陥ってしまうことが多いでしょう。それは(ネ)キロンが第1ハウスだったり、そのキロンが(ネ)太陽とトラインだったりするからなのですが、かに座は育成がテーマのサインでもあります。感情と少し距離を置き客観性を身につけることは、自己の成長にほかなりません。

そしてもうひとつ、自己の成長のためにもぜひトライして欲しいのが、歌手活動を再開することです。

この年の明菜さんの月は、自分を表現したいという思いに溢れています。
鏡リュウジ箸「ルネーション占星術」によると、明菜さんの(プ)月は「8.ダンサー」というルナーシンボルを持っていることになります。このシンボルを持つ人物には「自分を表現したい」という欲求が生まれ、その思いを創作物にぶつけると素晴らしい作品が生まれる可能性があると書かれています。この年の月は調子が良いので、そのパワーをぜひとも活かして欲しいのです。

ギバウスムーン期生まれの明菜さんは、ないものに目が向きがちですが、そうではなく、自分のなかにあるものに対して意識を向けると、風向きが変わるのではないでしょうか。
明菜さんのなかにあるもの。それは素晴らしい歌唱力にほかなりません。歌声にご自身の熱い思いを込めることで、きっと心のなかに渦巻いていた黒い気持ちが解放されることを実感するはずです。

苦しい期間を乗り越えて再びステージにその姿を見せてくれたとき、私たちは明菜さんの歌声に歓喜の叫びを上げることでしょう。


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「人生に数回しか訪れないような絶好の年に、なんて皮肉な星回りなんだろうか」というのが、明菜さんのプログレスそしてトランジットを読み解いた感想です。特に(ト)冥王星が(ネ)金星に対してスクエアだったというのは、「あまりにひどすぎる」と切なくなりました。愛を徹底的に破壊するんですから。

この年の明菜さんのドラゴンヘッドはみずがめ座、ドラゴンテイルはしし座にあります。この組み合わせは、人生を通して自己実現を果たそうとする強い意志の存在が特徴です。
明菜さんの自己実現とは、彼との結婚だったわけですが、ドラゴンテイルがあるしし座は、まさにその自己実現にこそ課題があることも教えてくれています。

こうしたところからも、この年の明菜さんの星回りが厳しいものだったことが伺えます。


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