中森明菜さんの未来予想     2022.08.01 UP

★中森明菜さん、1989年のホロスコープ
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★中森明菜さんのプログレス・ルネーション図(1989年)
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1989年(24歳のとき)を占う

1989年12月31日、午後10時。新高輪プリンスホテルで行われた明菜さんの記者会見は、のちに「金屏風会見」とか「金屏風事件」などと呼ばれるようになりました。
会見場に金屏風が置かれたのは、事情を知らなかったホテル側が単に用意しただけだったようですが、明菜さんとしてはこの金屏風が表すように、黄金に輝く光を浴びながら、愛する彼との結婚の報告を本当はここでしたかったんだろうと思います。

この年は明菜さんにとって、生まれたときからずっと欲しかったものをついに手に入れることができたかもしれないビッグチャンスの一年でした。欲しかったものとは「愛されること」です。
その愛を胸に抱き、新しい人生をスタートさせたかったでしょう。ですがこの会見で彼女はその真逆、愛を公的に否定されるという、最も欲しくない現実を突きつけられてしまったのでした。

明菜さんにとって、恋愛は人生のすべてです。愛する彼と共に過ごす日々は、まさにカーニバル。世界はバラ色に見え、毎日が喜びに満ち溢れています。おそらく多くの人より、人生における恋愛の割合は多いです。
そんな明菜さんが夢見ていた恋愛の集大成である結婚を、上手くいけばこの年、その手につかむことができたはずでした。しかし望みは叶いませんでした。

その原因は、まさにその「是が非でも愛が欲しい」という、強すぎる欲望だったのではないでしょうか。
愛に飢えている明菜さんだけに、求める愛は人並み以上に濃く、熱いものでなければ満足しません。しかもその濃厚な愛を満タンに注入されなくては意味がないのです。3千円分とか5千円分とかではないのです。これ以上はもう入らない、というくらい上限いっぱいの愛が欲しいのです。
その要求に応えることが、彼にはできませんでした。最初は彼も、明菜さんの想いに応えようと一生懸命、愛を注いだと思います。ですがどれだけ注いでも、彼女のなかにある器が満たされることはありませんでした。やがてその状況がつらくなったんだと思います。そして気が付いてしまったんだと思います。「彼女が抱える愛情の器が満たされる瞬間は、永遠に来ないのだ」ということを。

愛が欲しいと思う気持ちが、かえって愛を遠ざけてしまう。そのことに気付いていれば、彼を追い詰めることもなく、無事結婚が出来たでしょう。過度な愛情の要求や依存をしなければよかったんでしょうが、恋愛がすべての明菜さんにとってそれは難しい課題です。

自分のすべてを懸けて手に入れようとした愛が砕け散ったとき、明菜さんの気持ちは怒りや憎しみに支配され、思いは爆発します。衝動的に危険な行動を取ったり、挑発的な態度に出る。同時に、喪失感や孤独感に見舞われ、妄想の世界へ逃げ込むかもしれません。目標をなくし、やる気が失せます。
大きなチャンスをもたらすくらいの強いエネルギーがこの年、明菜さんにやって来ていたのですから、ネガティブな方向に人生の舵が切られたのなら、当然そのパワーも船が進む方向へ向きを変えるでしょう。


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この会見以降、思うように活動ができず、私たちが彼女の姿を目にする機会も減ってしまいましたが、どうすれば明菜さんの気持ちが上向きになるのでしょうか。

ひとつは、憎しみとか哀しみといった感情と距離を置き、自分を育むこと。
明菜さんはとても感傷的で、小さなことでも深く傷ついてしまうほど繊細な精神の持ち主です。にもかかわらず感受性も高いので、敏感に物事を感じ取ってしまいます。さらに自己憐憫なところもありますので、誰も何も言ってないのに被害妄想に陥り、「私って可哀そう」と思い込んでしまうパターンも多そうです。
自分はとても繊細であることを自覚し、感情に振り回されないよう、自分をコントロールする術を身につけることが大事です。そして、もっと自分に自信を持つことです。
明菜さんには類稀な歌唱力が備わっています。彼女のその声に、どれだけ多くの人が勇気づけられたり感動をもらったかわかりません。自分にある才能をもっと認めたり、褒めたりするべきなのです。

明菜さんのなかには、自分を表現したいという気持ちが渦巻いています。その思いを歌に込め、多くの人に届けること。そうやって「やっぱり明菜さんの歌はすごい」と称賛されることが、ふたつ目の回復手段です。
自分で自分を認めることはもちろん大事なのですが、明菜さんの場合は大勢の人に認められたり褒められると、さらに自己肯定感は増すのです。

もう歌いたくないわけではないと思います。むしろその思いを声にして、体外に放出したいのではないでしょうか。世界に発信したいのではないでしょうか。

愛する人に突き放され、周囲の人とも上手く関係を築けず人間不信に陥ってしまったのは、繊細な明菜さんであれば辿るしかなかった運命なのかもしれません。しかし、2022年7月にNHK-BSにて放送された過去のライブ映像が大きな反響を呼んだことからもわかるように、いまも明菜さんの歌声が及ぼす影響力は大きく、そして多くの人がその帰りを待っているのです。

唯一無二のその才能を少しずつまた活かすことで自分のなかに癒しが起こり、今度こそ本当に、新しい人生のスタートを切ることができるのではないでしょうか。

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