イクリスプの読み解き結果と解説

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中川翔子さん(2023年)     1/2ページ     2024.06.01 UP

 【 メルマガ第59号より(発行:2023.12.01)】

イクリプスの影響は起こる瞬間を軸に、前後約半年(トータル一年くらい)のあいだ、効果が続くとされます。
その条件下で2023年の運勢を読み解くのに該当するイクリプスは、以下6件になります。これらが中川さんのネイタル、プログレス、トランジットそれぞれの星たちにどんな作用をもたらすのかを見ていきたいと思います。


【日蝕】
・2022年10月25日 さそり座 2度 → 効果:2022年5月くらい~2023年4月くらいまで
・2023年4月20日 おひつじ座 29度 → 効果:2022年11月くらい~2023年10月くらいまで
・2023年10月15日 てんびん座 21度 → 効果:2023年5月くらい~2024年4月くらいまで

【月蝕】
・2022年11月8日 おうし座 16度 → 効果:2022年6月くらい~2023年5月くらいまで
・2023年6月6日 さそり座 14度 → 効果:2022年12月くらい~2023年11月くらいまで
・2023年10月29日 おうし座 5度 → 効果:2023年5月くらい~2024年4月くらいまで

上記日程を表にしたものが、こちら ↓
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中川翔子さんのイクリプスの影響が出る期間

★中川翔子さんの2023年のホロスコープ(イクリスプ含)
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中川翔子さんのイクリスプ

※文中の略語は、次の意味になります。
・(ネ)ネイタルチャートの感受点
・(ト)トランジットの感受点
・(プ)プログレスの感受点


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まず、(ネ)について見てみましょう。
ピックアップしたイクリプスのうち、おうし座とさそり座で起こる蝕がそれぞれ2件ずつあります。またおひつじ座で起こる蝕も度数が29度で、オーブを考慮すると、こちらもおうし座と関係があると判断できます。
ということは2023年はおうし座、次にさそり座の性質が、イクリプスによって強烈に押し出されることになります。

このことは中川さんにとって、心強い追い風です。なぜなら中川さんはおうし座生まれであり、月星座であるさそり座の性質が強調される星回りだから。
自身が生まれたときの太陽と月が、この年の運勢に関わるイクリプスたち、つまり太陽と月のコンジャクションやオポジションと共鳴したり、これらに触発されたりするのです。

2023年、中川さんは太陽が示すアイデンティティや社会的側面、また自身のなかに秘められているまだ見ぬ可能性などが、ここで芽吹く一年になるでしょう。加えて月が表す感情や気分が激しく揺さぶられたり、過去の捉え方が変わったり、潜在意識が大きく動くことにもなりそうです。


該当するイクリプスのなかで(ネ)太陽と月に最も強く影響を与えていそうなのが、2022年11月8日に起こる月蝕です。

おうし座16度で月と太陽がオポジションとなるこの日、(ネ)太陽はこのイクリプスと重なり、月は対峙することになります。
このほかこの月蝕は、(ネ)ドラゴンヘッドや(ト)天王星ともコンジャクション状態となり、これらは(ネ)MC近くで起きています。
ドラゴンヘッドは今世における課題や幸福のありか、天王星は変化や革命、そしてMCは人生の頂点を表すことを考えると、もうこのイクリプスは彼女に天地がひっくり返るほどの変革と混乱、しかしその先にある幸せの光を見せてくれるほどの大事件を起こすであろう座相としか形容しようがありません。

しかも、蝕が起きる度数が16度。ひとつの星座30度の半分過ぎは、対向する星座の性質が雪崩れ込んできてパニックが起きている状態です。
おうし座にいる月は、向こう正面にあるさそり座の性質を「特別専用直線道路」でつながった太陽を通じて、まさに「ドカ雪」のように自身の上に積もらせ、その対応にてんやわんやしているのです。

(ネ)や(ト)の星たちに大きく揺さぶりをかけているこのイクリプスは、自身もまた、大きな混乱に見舞われている最中だったのです。

おうし座は、所有することが大事と考える星座。あれもこれも手に入れては幸福感に浸っています。そこへさそり座の性質が介入すると、おうし座は手に入れたもののなかからどれかひとつをピックアップし、そこに集中していくようになります。
さそり座も所有することに信念を持ってはいますが、おうし座のように量ではなく深さを求めます。たったひとつでいいから、そのひとつと徹底的に向き合い溶け合い、思いを強く深く、そして濃くすることに命を懸けます。

この位置のサビアンシンボル(おうし座17度)は「剣とたいまつの間の戦い」です。たいまつは信念を表し、剣はそこに込められた思いを何があっても貫く。場合によっては戦いも辞さないという覚悟を表現しています。
大混乱、パニックが起き、場が騒然としているなかでありながら、中川さんは残りの人生を懸けて取り組むテーマをひとつ決め、周りの騒がしさを横目に定めたテーマについて観察したり調べたりしながら、研究の世界へと没入していきます。

ここで選んだテーマとは何か。それは愛ではないでしょうか。
2023年、おうし座には(プ)金星が滞在しています。度数が少し離れているとはいえ、同じ星座で起きた蝕の振動は、この金星にも余波くらいは届いているはず。
加えて金星とおうし座はドミサイルの関係であるため、金星が受け持つ愛情が活性化することは、すでに下地として出来上がっています。この状況が、イクリプスによってさらに強化されるでしょう。

しかも(プ)金星が位置するハウスは第8ハウス。第8ハウスは共有を求めます。
「誰かと愛を共有する」。これが2023年5月くらいまでに中川さんが定めるテーマとなりそうです。

そして実際、この年の4月28日にご結婚されたことを発表したのは、星の導きによるものなのか、星たちのエネルギーを上手く活かすことができたからなのかもしれません。

ちなみに、この愛の共有は、人生を共に生きるパートナーだけに限りません。
10月にはハワイで挙式したことをX(旧ツイッター)で報告した中川さんですが、そのときすでに亡くなられているお父さま、そしてウェディングドレス姿の彼女の横で微笑むお母さまに対しても、感謝の気持ちを綴られていました。

大切な人たちと、愛を共有する。
今後の長い人生で取り組むテーマに対して早々に、そして精力的に活動している中川さんに、イクリプスの熱い加護が降りています。


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そしてご結婚後も、穏やかな家庭を順調に築いていくことができるでしょう。


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