占星術 × 数秘術

羽生結弦さん     3/3ページ     2023.06.01 UP

とは言え、星の力は人間の意思を軽く超えるので、たとえわかっていても待つことが難しいかもしれません。そんな羽生さんがなぜ、フィギアスケートというひとつの世界で頂点に立つことができたのか。
それは彼が集中する時間自体は短く、しかしそれを何年間も続けることができる星回りを持っていたからです。

・月がクレセントムーン期 ・太陽と水星×いて座 ・木星×さそり座 ・太陽×水星がコンジャクション ・水星×土星がスクエア ・月×金星がスクエア ・火星×土星がオポジション ・木星ば土星がスクエア ・天王星×冥王星がセクスタイル ・ドラゴンヘッドがさそり座、ドラゴンテイルがおうし座

学び続けるというと、一日10時間の勉強を毎日みたいに想像しますが、羽生さんの場合はそうではなくて、一日2~3時間を毎日だけど、その内容や場所は変えるというように、取り組み方に柔軟性を持たせた方が続きやすく、得たものを確実に血肉にしていけると思います。

羽生さんは、いて座生まれ。いて座は興味の矛先が常に四方八方に向いていて、ひとつの標的をずっと狙っていることができません。落ち着きとは無縁の星座なので、どんなに好きなことであっても、いい加減やれば飽きてきてしまいます。
この辺りは、月がクレセントムーン期であることとリンクしています。

またいて座には水星もいます。水星は学びや知性を表す星ですが、いて座の性質と組み合わさることで、短期集中で一気に学ぶ性格を作り出します。
例えば、午前中の3時間はリンクで実技の練習。午後からは2時間、将棋を指す。夕方にはゲームを2時間やるといったように、手掛ける内容や場所それに相手もコロコロ変えたほうが、何事も習得しやすいタイプということです。

いて座の飽き性に水星がいたずらに引きずられてしまうなら、あちこち手を出して終わり。ほとんど何も得られずに、ただ時間とエネルギーを消費するだけになってしまいますが、飽き性を逆手に取るというか、上手く活かすことができるのは、ちょこまか動く水星を止める存在がいるからです。

水星の90度後ろに土星がいます。土星は抑止とか忍耐、制限といったブレーキ役を担います。そして90度はスクエアというアスペクト。こちらには妨害とか試練、路線変更や転換といった、自分の意思に関係なく現状を変更させる力があります。
水星が興味が向くままどこにでも行きたがるのを、土星は予告なしに妨げたり、行き先を変えたりします。土星は水星より遠くにある星なので、水星がその力に逆らうことはできません。土星が止まれと言ったら止まる。向きを変えろと言ったら変える。続けろと言ったら続けるのです。

ただ土星もうお座にいることで、若干の有余を持っています。相手を受け入れるだけの寛容さもあります。
だから普段は水星がやりたいようにさせるけど、ここぞというときは締めます。この強弱がいいバランスを保っているのです。

あとは、最後の最後のところで楽観的になれないという性格もあるかもしれません。「このままだらだらやってるだけじゃ、何にも残らない。やるときはやらないと」と自分を律し、ある程度のところでゲーム機のスイッチを切ったり、練習へ行く準備を始めていたりするでしょう。
というのは、楽観性を表す木星の度数が29度だから。29度は「涙の29度」と呼ばれ、星が持つ性質が発揮されにくいと言われています。また木星は土星ともスクエアになることで、その楽観的なところは抑えられ、「なんとかなる」精神は弱められてしまうでしょう。
その代わり土星の地道さを味方にできるので、テンポはゆっくりですが、確実な発展が望めます。

20代で偉大な功績を残している羽生さんですが、彼の成功や実力のほどを私たちが真の意味で思い知るのは、まだまだこれからです。
羽生さんがプロ転向したのは、その取っ掛かりに過ぎないのです。


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成功を手にする上で欠かせないのが、人からの応援です。目指す場所が高ければ高いところほど、より多くの人の力を借りなくてはなりません。
羽生さんにはこのために必要な人望が、見事に備わっています。

・月がクレセントムーン期
・さそり座の性質が表れやすい
・太陽×月がセクスタイル
・金星×土星がトライン
・木星×天王星がセクスタイル
・木星×冥王星がコンジャクション

セクスタイルは共鳴とか譲り合うといった、相手といい関係を築こうとする作用を促します。
太陽と月のセクスタイルは、自分と他人という異なるもの同士が上手く関係を続けるためにときに共鳴し、ときに譲り合ったりします。また表向きの自分と心の中の自分とのバランスも譲り合いながら上手く取ろうとします。

ただ、さそり座やうお座の性質が表れやすかったり、エレメントで「風」が一番多いところからもわかるように、気を付けていないとつい、共鳴し過ぎてしまったり譲り過ぎてしまいそうです。しかも自己犠牲なところもあるので、どうしても対等な立場で譲り合うのではなく、自分が一段降りる形で相手を助けてしまう恐れもあります。

何よりもまず最初に心に決めることは、自分を守ること。誰かを助けるのは自分が豊かになってからでいいのです。
心の余裕にしろ時間やお金など、優先させるべきは他人ではなく自分です。身を削ってまで他人を助けなくていいのです。自分が、自分の味方でいることが大事なのです。

羽生さんのやさしさは、私たちにたくさんの温かい気持ちとなって届いています。これからはそのやさしさを自分に向けることも忘れずに、新しい人生を歩んでいって欲しいと思います。


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