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芦田愛菜さん　　　　　3/3ページ　　　　　2023.02.01　UP

クレセントムーン期は4日間ありますが、芦田さんはその前から2日目の生まれ。ルナーシンボルは「望遠鏡」です。
望遠鏡は、遥か遠くにあるものの詳細を見せてくれる道具。イタリアの天文学者であるガリレオ・ガリレイは自ら望遠鏡を作り、結果として月のクレーターや木星の4つの衛星（ガリレオ衛星）を発見しています。芦田さんもこのガリレオのように、まだ見聞きもしたことがない事柄について深く研究し、知識欲を満たそうとするでしょう。そして彼女の知識の倉庫から紡ぎ出される話は、あまりに遠くにあり過ぎたり、あまりに未来過ぎて、最初は誰も見向きもしないかもしれません。しかし何度も繰り返し聞いてみたり考えてみることで、周囲の人たちは「確かにそうだ」と感嘆の声を上げるのです。
まさにガリレオが「それでも地球は回っている」と説いた地動説が、遥か後年になって物理的に認められ、今日ではそれが周知の事実であるように。

占星術のなかで知性を司る星と言えば水星です。芦田さんの水星はかに座にいます。
かに座はコピーを得意とします。真似することが上手いので、誰かがやっていた方法を見よう見まねで覚えてしまうし、聞いても一度くらいでほぼ完ぺきにこなしてしまうでしょう。

アスペクトで見ると、水星は太陽（や土星）とコンジャクション、木星とはセクスタイルの関係です。
太陽と水星のコンジャクションは、興味のあることを徹底的に知ろうとする性質を作り出します。太陽にとって水星は一番近い場所にあり、近すぎるがゆえに太陽は水星に膨大な影響を与えます。結果、水星は太陽の言いなり状態になってしまうのです。
太陽は自己とか個性を表します。自分の気持ちが向くものに対して知りたいと思うのは、自己を表現することであり、個性の形成作業の一環でもあるのです。

このアスペクトだけだと興味があるものだけを調べるため、情報が偏りがちになるのですが、広範囲にわたって知識を得られているのは、彼女の水星に木星が異分野とのコラボを働きかけているからです。
木星は発展とか拡大を表す星。そしてセクスタイルは、間接的な影響をもたらします。その影響は「なるほど！」と感心するものが多く、受けた衝撃を自分のなかで消化することで、新たな性格を作り出すことができたりします。柔軟に自分を変化させることができるのです。

さらに芦田さんの水星は天王星とトラインですので、物事を広い視点で見ることができ、総合的に考えて変えたほうがいいと判断したことは躊躇なく変更するでしょう。
本を読むことは、他者の考えに触れる行為です。良い悪い、好き嫌いはともかく自分にはない考えに触れることは、大なり小なり自分を変えることに間違いはありません。芦田さんはその経験を大量にこなしているのです。柔軟性が高くなるのは必然かと思われます。

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たぶん今は、湧き上がる知識への欲望をただひたすら満たすだけの日々だと思いますが、それが人生後半になって自分を助け、人も助けるかけがえのない武器になることでしょう。

芸能人がその高い知名度を理由に出馬を要請されたり、当選して本当に議員になる方もいますが、芦田さんはそういう知名度だけで担がされる議員にはなりません。
彼女の差別や偏見を嫌う姿勢、博識さ、そして社会を良くしたいという気持ちが多くの支持者を獲得し、「あなたなら変えられる」とみんなの期待を背負い、そして自らの救済性を胸に立候補することでしょう。

その声が聞けるのは、早くて約30年後。そのころの日本、そしてそれからの日本を明るい国にするために、ぜひ身につけた知力を活かしてほしいと思います。

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