★ やぎ座

やぎ座の写真は、天候不順に加えタイミングも合わなかったため、2019年シーズンは撮影することができませんでした。来シーズン、チャレンジします。
それまでは、文章のみでお楽しみください。

やぎ座     2019.10.01 UP

やぎ座は、三角形を逆さにしたような形をしています。構成する星のなかに三等星より明るい星がないため目立ちませんが、星同士が点々とつながっているので居場所はつかみやすいでしょう。
デネブ・アルゲディは、そんななかで最も明るい星(2.85等星)です。1846年、この近くで海王星が発見されています。
このデネブ・アルゲディとアルゲディを両端にした逆さ三角形はギリシャ時代には、死者が天に昇る際にくぐり抜けた「神々の門」とも呼ばれていました。

やぎ座の誕生は古く、古代メソポタミア時代、太陽はこのやぎ座で冬至を迎えました。(現在はいて座)
冬至は「太陽が復活する日」とされ特別視されていたため、この位置に星座が作られたとも考えられています。


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神話の世界でのやぎ座は、上半身が人間、下半身は魚という不思議な姿をしています。これは牧神パーンが宴の席に突如現れた怪物テュポンから逃れるとき、慌てていたため魚に変身し損ねた姿だと伝えられています。

元々は頭部と下半身がやぎ、胴体部分のみが人間という、それでも不思議な姿をしていた牧神パーン。その性格は陽気で、いつもシュリンクスと名付けた笛を吹きながら妖精たちと踊ったり、神々たちと酒宴を繰り広げていました。

そんなある日、いつものように楽しいときを過ごしていると、そこに怪物テュポンが現れたのです。テュポンは巨大で上半身は人間、下半身は蛇、肩からも蛇がわんさと生え、目からは炎を出し、口からは溶岩を吐き出すというとても恐ろしい姿をしていました。
みんな一斉に逃げ出します。大神ゼウスは鷲に、その息子アポロンは烏に、女神アルテミスは猫に、神々の女王ヘラは牝牛となってその場から退散しました。
パーンも魚になって、近くを流れるナイル川に飛び込もうとします。しかし酒の飲み過ぎで思うように体が動かなかったことに加え慌てていたので、下半身だけ魚という奇妙な姿となってしまったのです。
その様子にゼウスは大笑いし、記念にその姿を星座として空に上げました。

ところで、パーンが持っていたシュリンクスという笛。これは彼が恋したラドーン川守護神の娘の名前です。
川のほとりで彼女を見たパーンは、瞬く間に恋に落ちます。なんとか言葉を交わしたいとシュリンクスに近付きますが、パーンの容姿に恐怖を覚えたシュリンクスは一目散に逃げだします。パーンは上半身は人間であったものの頭には角が生え、顔は髭だらけという見た目。彼女には不気味な生き物にしか見えなかったのです。

そんなシュリンクスの思いも知らず、パーンは懸命に彼女を追いかけます。シュリンクスは親であるラドーン川の守護神に助けを求めます。その瞬間、シュリンクスは葦(あし)に姿を変え、岸辺で風に揺られていたのでした。
パーンはその姿にひどく悲しみ、その葦を使って1本の笛を作り、肌身離さず持ち歩くことにしたのでした。


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楽しいことが大好きなパーン。しかし占星術の世界でのやぎ座は、およそその陽気さは伺えません。

やぎ座は、真面目を絵に描いたような性格です。勢いで行動することはまずなく、きちんと計画を立ててその通りに実行します。そしてその道が険しければ険しいほど、やぎ座のやる気スイッチは入ります。襲い来るトラブルもひとつひとつ地道に解決し、一歩ずつその足を前に進めます。

とても忍耐強く堅苦しい印象ですが、その努力は晩年に大きな成果となって返ってくるでしょう。

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