★おうし座(2020.12.13撮影)
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おうし座     2019.12.08 UP

おうし座は、とてもみつけやすい星座です。その理由は3つあります。

ひとつは、構成する星に明るいものが多いから。牡牛の目の位置にあるアルデバランは1等星、そのすぐとなりにはヒヤデス星団、また肩の部分にはプレヤデス星団といった星の集まりが見られます。ちなみに、プレヤデス星団は日本では「すばる」という名で知られています。
ふたつ目は、星の並びが頭部から肩までをなぞっていて、牛の姿を想像しやすいところ。最後の3つ目は、冬の星座の代表とも言えるオリオン座のすぐとなりだからです。

その昔、おうし座は背中に「こぶ」がひとつあるこぶ牛として全身の姿を表していましたが、古代ギリシャ時代に入ると、現在の肩から上の姿に変わりました。


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神話の世界のなかの牡牛は、神々の王ぜウスが変身した姿として描かれています。

ある時、ゼウスが天上から人間界を見下ろしていると、花が咲き乱れる野原のなかに、ひとりの若くてきれいな女性に目が留まりました。彼女はフェキニア国の王女エウロパでした。一瞬でエウロパに心を奪われたゼウスは、牡牛に姿を変えると、エウロパに近づいていきました。
突然現れた大きな牛に、エウロパは驚きます。しかしその全身真っ白な肌に一点の曇りもない立派な角を有した牡牛はとても美しく、そして何より大人しく穏やかそうな雰囲気に、エウロパは少しずつ落ち着きを取り戻し、やがて牡牛へと近づいていきました。
エウロパが牡牛の鼻先をなでると、牡牛は気持ちよさそうに目を閉じます。その様子に自然と笑みがこぼれたエウロパは、持っていた花飾りを牡牛の首にかけると、牡牛は嬉しそうにエウロパにすり寄ってきました。すっかり心を許したエウロパは、次々と花で牡牛を飾っていきます。

ふいに、その場に座っていた牡牛の背に、エウロパは腰を掛けてみました。すると牡牛はゆっくりと立ち上がり歩きだしたのです。高い位置からの景色に興奮したエウロパは大喜びです。彼女を喜ばそうと、牡牛は歩くスピードを上げていきます。
そして海岸まで来ると、牡牛はそのまま海のなかへと入っていきました。エウロパは驚きましたが、どうすることもできません。海に落ちないよう、その背につかまるのがやっとです。

気が付くと、自分たちの周りにイルカや海の妖精たちが集まっていて歓声を挙げます。エウロパは牡牛に語り掛けました。「牡牛さん。私をどこへ連れていくの?」。すると牡牛は自分の正体を告白しました。「私は大神ゼウスだ。お前を花嫁にするために迎えに来た」と。
そして二人は結婚したのでした。


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ゼウスは、エウロパを是が非でも自分のものにするため、牡牛に姿を変えて彼女をさらってきてしまいましたが、占星術のなかのおうし座も「これは自分のもの!」と決めたら絶対に離そうとはしないでしょう。

おうし座を語るときのキーワードは「所有」とか「物質主義」。加えて「忍耐」とか「不変」といったテコでも動かないところもありますので、譲れないものに関しての頑なさは群を抜いています。
ただそのこだわりがときに仇となって、周りの状況の変化についていけず、ひとり取り残されてしまうシーンが多いでしょう。やっと動き始めたとしてもそのスピードはとてもゆっくりなので、結果を得るまでには相当の時間を要します。

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