★ぎょしゃ座(2020.12.13撮影)
(拡大画像はこちら

ぎょしゃ座     2020.12.29 UP

ぎょしゃ(御者)とは、馬車を操る人のことを指します。ぎょしゃ座の元となった神話に登場するエリクトニウスは、戦車を発明した人物とされています。

ぎょしゃ座は五角形で表され、そのなかで一番明るい星がカペラです。カペラはエリクトニウスに抱かれた子ヤギの頭部にあたり、全天で21個ある1等星のなかで最も北に位置します。カペラという名前には「小さな牝ヤギ」という意味があります。


     *:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆゜・:,。


鍛冶の神ヘーパイストは片足が不自由だったことから、女神や妖精たちからほとんど相手にされることがありませんでした。
ある日、海の神ポセイドンが「知恵の女神アテナが、君に恋をしている」と嘘をつきます。嬉しくなったヘーパイストは、アテナに襲い掛かりました。アテナは間一髪で逃れられたものの、代わりに大地の女神ガイアが彼との子供を身ごもってしまったのです。
やがて生まれた男の子を育てるのをガイアは拒否したため、アテナが代わりに引き取ることにしました。アテナは赤ん坊にエリクトニウスと名付け、魔法をかけた箱に彼を閉じ込めると、アテネ国の王女アグラウロスにその箱を預けます。
「箱の中は決して見ないように」。そう言われたアグラウロスでしたが、どうしてもその中身が気になってしまい、ついにフタを空けてしまいます。するとそこには、蛇の尻尾がある赤ん坊が入っていたのです。アグラウロスは驚いて、思わず持っていた箱を落としてしまいました。そのときの衝撃でエリクトニウスは足が不自由になってしまいます。そしてアグラウロスは恐怖のあまり、丘から飛び降りて死んでしまいました。

知らせを受けたアテナはアグラウロスの死をとても悲しみ、エリクトニウスを自分が引き取って育てることにしました。
アテナは両足が不自由なエリクトニウスに、多くの知恵や知識を授けます。やがて大人となったエリクトニウスはアテネ国の王となり、蓄えた知識を国民のために惜しみなく使いました。人々は王に感謝し、王を称え、ときには王のために戦いに参加しました。
アテネ王となったエリクトニウスは戦争の際、自身の不自由な足を補うために戦車を作り出し、真っ先に敵陣へと乗り込んでいったのです。

神々の王ゼウスは、戦車を発明したエリクトニウスの功績を称え、彼の姿をぎょしゃ座として空高く上げたのでした。

Amazon 欲しいものリスト

いただければ、励みに頑張ります! 何卒よろしくお願いします。<(_ _)>
こちらからどうぞ。