★うみへび座(2021.02.06撮影)
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うみへび座     2021.04.22 UP

うみへび座は、88個ある星座のなかで最も大きな星座です。
その境は、頭部が冬の星座であるいっかくじゅう座に接し、尻尾は夏の星座であるてんびん座まで伸びています。もしその全身を見ようとするなら、6時間は空を見上げていなくてはなりません。

うみへび座のなかで一番明るい星は、ちょうど心臓の位置で輝く2等星アルファド。アルファドはコルヒドレとも呼ばれ、「孤独なもの」という意味があります。


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うみへび座は神話のなかではヒドラと呼ばれ、かに座やしし座と同じようにヘルクレスによって退治された怪獣です。

ある日、自分の住処である洞窟の奥で休んでいたヒドラは、そこに火の点いた矢を投げつけられ、怒りで洞窟の外に出ていきます。そこには「12の難行」を言い渡されたヘルクレスが待ち構えていました。彼にとってヒドラ退治は難行のひとつだったのです。(「12の難行」については、ヘルクレス座のページを参照)

ヒドラは猛然と、ヘラクレスに襲いかかります。長い胴体をヘラクレスに巻き付け、彼の顔に毒ガスを吹きかけます。この毒ガスよって、これまで数えきれないくらいの動物たちが命を落としてきました。
毒ガスの脅威は百も承知だったヘルクレスは、息を殺してその毒ガスに耐えると、持っていたこん棒でヒドラを何度も叩きつけました。これにはさすがのヒドラもひるみ、ヘルクレスを拘束していた力をゆるめてしまいます。ヘルクレスを憎んでいた神々の王ゼウスの正妻ヘラは、この状況に危機感を覚え、巨大なカニを戦場へ向かわせます。
巨大ガニはヘルクレスの足元から大きなはさみで攻撃を仕掛けますが、その存在すら気付いていなかったヘルクレスにあっさりと踏みつぶされてしまいました。カニを不憫に思ったヘラは、その姿をかに座として夜空に上げます。(かに座のページを参照)

ヘルクレスが巨大ガニと一戦を交えているあいだに体勢を立て直したヒドラは、再びヘラクレスに襲い掛かります。
ヘルクレスはヒドラの頭を剣で切り落としていきます。しかし驚くことに、切り落としたところから新しい頭部が生えてくるのです。何度切り落としても次から次へと頭部は生えてきて、一向にヒドラを倒すことができません。ましてそんな頭部をヒドラは9個も持っていたのです。苦戦が続くなか、ヘルクレスは考えました。

「イオラーオス、たいまつに火を点けろ。その火でヒドラの切り口を焼いてくれ!」。ヘラクレスは同行していた甥のイオラーオスにそう叫ぶと、引き続きヒドラの首を切り落とし始めました。
ヒドラの首が落ちるたび、イオラーオスはたいまつの火でその切り口を焼きます。するともうそこから、新しい頭は生えてこなくなりました。そうやってひとつまたひとつ、頭を切り落とし焼いていきます。そしてついに最後のひとつになりましたが、それだけはヘルクレスが何度切りつけても傷ひとつつきません。そこでヘルクレスは、大きな岩をヒドラの上から落とします。ヒドラはその下敷きになって、ついに息絶えたのでした。

ヒドラの善戦を称えようとヘラは、ヒドラをうみへび座として夜空に上げたのです。

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