★からす座(2021.04.12撮影)
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からす座     2021.04.28 UP

からす座は、うみへび座の尻尾に乗るように配置されています。
その星座線をたどると四角形が表れ、「これのどこがカラスなんだ?」と思わずにはいられません。実際イギリスではこのからす座のことを「スピカのスパンカー(大型帆船の後部にある帆)」と呼んだり、石川県の能登半島あたりでも「帆かけ星」と言っているようです。確かに、カラスより帆と見立てたほうが納得感はあります。

ただこの形が、カラスが罰として4つの釘で貼り付けにされた姿だと知ると、ちょっと捉え方が変わってきます。


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太陽神アポロンはテッサリア国の王女コロニスと夫婦となり、幸せに暮らしていました。
ある時アポロンはパルナッソス山へ行かなくてはならなくなり、離れて暮らすことになった妻コロニスに一羽のカラスを預けます。このカラスはアポロンの使い鳥で全身に銀色の羽根を持ち、言葉を自由に喋ることができました。
「コロニス。このカラスに君の様子を伝えるようにしたから、心配しなくて大丈夫だよ」。そう言って、アポロンはパルナッソス山へと向かいました。

それからの毎日、カラスはアポロンとコロニスのあいだを行き来して、互いの様子を報告し続けていました。
ある日、コロニスの元からアポロンへ向かう途中道草をしてしまったカラスは、到着が遅れてしまいます。いら立つアポロンを前に怒られたくなかったカラスは、「コロニスが浮気をしていて、それを伝えようかどうしようか迷っていて遅れてしまった」とウソをついたのです。
この報告に激怒したアポロンは、急いでコロニスに会いに行きます。真夜中になって到着した彼は、家の前に人影が動くのを見つけます。「きっとコロニスの浮気相手だ」と思ったアポロンは、弓矢を引き狙いを定めると、その人影に向けて矢を放ちました。矢は見事人影に命中し、その場に倒れます。そして玄関前まで近付いたアポロンは、倒れた人影を見て驚き青ざめます。彼が矢で射抜いた相手は、最愛の妻コロニスだったからです。
そこで初めてカラスがウソをついていたことを知ったアポロンは、カラスから言葉を奪い、全身の羽根を銀から真っ黒に変えると、夜空に4本の釘で貼り付けたのでした。

さらにからす座のとなりにあるコップ座は、このカラスが水を飲みたくても飲めないような位置に置くことで、カラスがいつも喉の渇きに苦しむようにしたとも言われています。

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