★かみのけ座(2021.04.11撮影)
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かみのけ座     2021.04.29 UP

かみのけ座は春のダイヤモンドのなかに、琥珀色で長く美しい髪をなびかせています。

かみのけ座の星座線は、漢字の「人」やアルファベットの「L」の字で表されたりしますが、その中心は40個ほどの星が集まる星団で構成されています。

星座自体はギリシャ時代には登場していましたが、認知が広まったのは、デンマークの天文学者ティコ・ブラーエが1602年に「ベレニケのかみのけ座」として提唱したのがきっかけです。


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紀元前3世紀ごろのエジプトでは、善行王プトレマイオスがその地を治めていました。彼にはベレニケという妻がいましたが、彼女の自慢は琥珀色に輝く長く美しい髪でした。

あるときプトレマイオスは、敵国アッシリアとの戦いのため遠征することになりました。出陣したあとひとり残されたベレニケは王が心配でたまらず、夜も眠れません。
数日後、戦場から遣いが到着すると、我がエジプト軍はアッシリアに負け、王は捕らえられてしまったと報告してきました。ショックを受けたベレニケは急いで美の女神アフロディーテがいる神殿へと赴くと、一心に祈り続けます。「女神さま。どうか我が夫とエジプト軍をお助けください。もし願いを叶えてくださいましたら、私のこの髪を捧げます」。
ベレニケの願いは通じ、ほどなくプトレマイオスは敵から上手く逃れることができると体制を立て直し、アッシリアに再び攻撃を仕掛けます。そしてついに勝利を手にすることができたのです。

喜びの報告を胸にエジプトへ戻ってきたプトレマイオスは、妻の髪が短くなっていることに驚きます。ベレニケは夫と我が国軍が勝利したお礼に、約束通り自身の美しい髪を美の女神アフロディーテに捧げたのでした。
ベレニケの想いにプトレマイオスが心打たれていると、宮廷に仕える天文学者コノンが夜空を指して言いました。「ベレニケさまのお心に感動したアフロディーテ神が、捧げられた髪を星座にあげてくださいました」。コノンが指さした方向には、キラキラと光り輝く幾つもの星が、歓喜に沸くエジプト国を明るく照らしていたのです。

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