★うしかい座(2021.04.11撮影)
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うしかい座     2021.04.29 UP

3つある春の星座の1等星のうちのひとつアークトゥルスを擁するのが、うしかい座です。その形はネクタイとか、のし紙にある「のし」を思わせるもので、幅が広い方がうしかいの上半身、アークトゥルスがある幅が狭い方がうしかいの下半身となります。

うしかい座は右手にこん棒、左手には手綱を握った姿をしています。この手綱はとなりにあるりょうけん座の2頭の犬をリードする紐とされ、さらに彼らは頭上にいるおおぐま座こぐま座を追いかけている、と話は続きます。

春の夜空は、このように天上に繰り広げられた壮大な捕物帳を見ることができるのです。


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うしかい座のモデルが誰であるのかは、はっきりしません。一説には、こぐま座の神話のなかで、こぐまに変えられる前の狩人アルカスだ、という話があります。
ほかには、天を支える巨人アトラスの姿です。

アトラスにはその昔、大神ゼウスと戦いそして敗れたため、永遠に天を担いでいなくてはならないという任務がありました。
ある日、アトラスを訪ねてヘルクレスという男がやって来ます。彼は「12の難行」(ヘルクレス座のページを参照)を全うするため、そのうちのひとつ、ヘスペリデスの園にある金のリンゴを取りに来たのです。
金のリンゴがなる木は、頭部が100個もある不死身の竜が守っていて、そう簡単に近付くことができません。そこでヘルクレスは賢者プロメテウスの助言に従い、巨人アトラスに力を貸してもらおうとしたのです。

「だったら、俺がその金のリンゴを取ってきてやろう」。アトラスはそう言うとヘルクレスに天を代わりに担がせ、ヘスペリデスの園へ向かいました。そして見事金のリンゴを手に入れヘルクレスの元へと戻ってくると、重そうに天を担ぐ彼に向かってこう言います。「俺がこのリンゴをアルゴス国の王エリウステウスに持っていってやろう」。もう天を担ぐことに飽き飽きしていたアトラスは、その役目をヘルクレスに負わせようとしたのです。

アトラスの悪だくみに気付いたヘルクレスは、彼を引き留めます。「その申し出は大変ありがたい。しかしこの天を担ぐ作業が、とにかく肩が痛くてたまらない。どうしたら上手く担げるのか、ちょっとやって見せてくれないか?」。お人好しなアトラスは「なんだ、そんなことか」と足元に金のリンゴを置くとヘルクレスから再び天を引き受け、ひょいと肩に乗せたのでした。
するとヘルクレスは素早く金のリンゴをつかむと、足早にその場を後にします。返り討ちに遭ったアトラスは、これまで通り天を担ぐ任務を続けることになったのです。

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