ホロスコープ用語のプチ解説

星占いの世界で使われている言葉を、ざっくり解説しています。

冥王星   2015.09.01 UP

 【 メルマガ第9号より(発行:2015.08.01)】

2015年7月14日の午後8時49分(日本時間)、アメリカの航空宇宙局(NASA)が打ち上げた無人探査機「ニューホライズンズ」が、観測史上初めて冥王星に最接近しました。
今回のうんちく披露は、この冥王星を採り上げたいと思います。

冥王星は、地球からおよそ48億キロも離れたところを回っている準惑星です。
(準惑星については、下記リンク先を参照)


★宇宙情報センター(JAXA) 「準惑星」
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/dwarf_planet.html


そのあまりの遠さに、これまで冥王星のことはほとんどわかっておらず、いまだ謎が多い星です。
今回の探査機最接近で、様々なことが分かるのではないかと期待が寄せられています。

よくわかっていないという点は星占いの世界でも同様で、発見時から今まで7つの星座しか辿っていません。(かに座からやぎ座まで)
そのため、冥王星がみずがめ座からふたご座まで位置していたときの解釈は、いまだ定義づけられていないようです。


はなさんのホロスコープ上にある冥王星を見てみると、その状態は良く、影響が表れやすいと思います。

冥王星は第10ハウスにあります。第10ハウスはそのとなりの第9ハウスとともに「カルミネイト」と呼ばれ、ホロスコープ全体に大きな影響を与えるとされています。
また第10ハウスはその3区分だと「アンギュラー」に属し、ここに入っている星はその意味が強まって、より広く影響を与えるともされています。

アンギュラーに入っている星、冥王星が持つ性質とは何か。
ひとつは、好まないことは一切しないところです。はなさんの読み解き結果の中に「気が向かなくなるとそれまでかけた努力や苦労に少しも執着することなく、あっさりとそこから手を引いてしまうかもしれません」と書きましたが、その判断の基となったのが冥王星のこんな性質でもありました。

また冥王星には、無意識の力を実体化する力の象徴という一面もあります。
無意識の力。そのひとつに「直感」があると思います。はなさんの直感が鋭いのは、この冥王星の力が大いに働いていることもあるのではないかと判断しました。

無意識というくくりでは、冥王星は天王星や海王星とともにトランスサタニアン(不可視惑星)とも呼ばれ、文字通り目に見えないところから、無意識の象徴ともされています。


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さて。
今回冥王星に近付いた探査機「ニューホライズンズ」には、冥王星を発見したアメリカの天文学者トンボーの遺灰の一部がカプセルに入って乗っているそうです。
ある意味、人類でただ一人、冥王星を間近で見れた方になります。トンボーさん、どんな気持ちだったでしょうか。
そんな粋な計らいをするところが、またなんともアメリカらしいと思いました。素敵ですね。

  ★はなさんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。

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