星占いの世界で使われている言葉を、ざっくり解説しています。
ホロスコープ用語のプチ解説
インターセプト 2015.07.01 UP
【 メルマガ第8号より(発行:2015.06.01)】
今回は、「インターセプト」についてです。
インターセプトとは、ハウスのカスプ(境界線)がひとつのサイン(星座)のなかに全くない状態を指します。このときのハウスを、エンプティハウスと言います。
また、あるサインがインターセプトだと、その180度反対にあるサインもインターセプトになります。
貴乃花さんのホロスコープを見てみると、おひつじ座とてんびん座がインターセプトで、第6ハウスと第12ハウスがエンプティハウスです。
またこれまでホロスコープを読んだ方の中では、中森明菜さん、堀江貴文さんの2人にもインターセプトがあります。
★インターセプトとエンプティハウス
(拡大画像はこちら)
インターセプトの解釈は、そのサインが表す性質に対して苦手意識を持ったり、その能力を発揮するのに時間がかかるとされています。またインターセプトが多い人は大器晩成型かも、と言われていたりもします。
エンプティハウスについては、そのハウスの性質に対して自ら進んで何かを得ようとはせず、機会があれば受け取るといった、消極的というかズル賢いところがあるとされています。
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貴乃花さんのホロスコープを読み解いていたとき、このインターセプトの項目でピタッと動きが止まってしまいました。
貴乃花さんにとっておひつじ座とてんびん座は、それまでその性質が表れやすいと読んでいたからです。
【おひつじ座の性質が表れやすいと読み解いた主な理由】
1.デーカン
2.ターム (+2)
3.フェイス(+1)
4.ルーラーである火星の勢いがよく、影響が表れやすい。
【てんびん座の性質が表れやすいと読み解いた主な理由】
1.フェイス(+1)
2.てんびん座に位置する天王星が行動的になる度数で、その星座特有の能力を周囲に誇示しよう
とする。
3.てんびん座のルーラーである金星の影響が表れやすい
トータル的に見ても、おひつじ座とてんびん座の性質は強調される方向に思え、とても苦手意識や能力を発揮するのに時間がかかるようには見えませんでした。
ということで結論を言ってしまえば、インターセプトについてはほとんどをスルーしました。
参考にしたのは、おひつじ座の「リーダーシップが発揮されるのは、年齢を重ねてから」と、てんびん座のキーワードである「調和」や「協調」くらいです。
人間関係が冷めているという部分で、人と力を合わせて何かすることが苦手なのかも・・・と読み解いた程度です。
エンプティハウスにいたっては、0です。
理由は、インターセプトと同じ。第6ハウスと第12ハウスはそのハウスの意味が強調されると判断しており、消極的な要素を採用するまでには至らなかったのです。
【第6ハウスの意味が強調されると読み解いた主な理由】
1.星が3個以上入っている
2.月が入っている
3.ほかの星と2番目に多くアスペクトを取っている。(第12ハウスと同数)
【第12ハウスの意味が強調されると読み解いた主な理由】
1.ほかの星と2番目に多くアスペクトを取っている。(第6ハウスと同数)
ホロスコープが表す内容を最終的にどう解釈するかは、読み手によって違いが出る思うので、人によっては「スルーしただと??」と驚くかもしれません。
しかし、自分なりにトータル的に判断するという前提でいると、こういうまったく採用しない項目が出るというのは、実はこれまでにも普通にありました。
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ホロスコープを読み解いていくと、まったく逆のことを伝える項目に出会います。「子供に理解がある親になる」とある一方で、「子供とは不和になりやすい」というように。
どの内容を採用し、そしてどう解釈していくか。
難しい作業ですが、それがひとつの結論に辿り着いた瞬間は、思わず唸ってしまいます。
きっとそれが、ホロスコープを読み解く上での醍醐味なんでしょうね。
★貴乃花光司さんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。
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