ホロスコープ用語のプチ解説

星占いの世界で使われている言葉を、ざっくり解説しています。

度数   2015.01.01 UP

 【 メルマガ第5号より(発行:2014.12.01)】

今回のうんちく披露は「度数」についてです。

全天のなかで、ひとつの星座に与えられている度数は30度です。(360度÷12星座)
その30度(0~29度)の中のどこに星が位置しているかというのも、ホロスコープを読み解くポイントになります。

度数は低いほど「若い度数」と言い、高いほど「老いた度数」とされています。
それぞれの特徴を書いてみました。


【若い度数】
 ・位置する星座の特徴を発揮しやすい。
 ・周りに流されやすい。
 ・後先考えず、思いつきで行動を起こす事が多い。

【老いた度数】
 ・位置する星座の特徴を発揮しにくい。
 ・周りに流されにくくなる。
 ・後先考えてから行動するため、慎重になる。


これは知識や経験が度数が若いうちは乏しく、度数が高くなるに従って豊富になっていくことによるものです。
人間と同じですね。

また度数ごとに、下記の意味もあります。


 ・ 0度( 0~ 1度) 自己中心的で、一途な度数
 ・ 3度( 2~ 4度) 月の度数6度(5~7度) 自分のことを理解してもらいたいという意識が強まる度数
 ・ 9度( 8~10度) 行動的になる度数
 ・12度(11~13度) 星座特有の感覚が強まる度数
 ・15度(14~16度) 行動的になる度数
 ・17度(16~18度) 否定的な影響力の度数
 ・19度(18~20度) 危険な度数
 ・21度(20~22度) 土星に影響される度数
 ・24度(23~25度) 音楽の度数
 ・25度(24~26度) 文学的な度数
 ・26度(25~27度) 金星の影響を受ける度数
 ・27度(26~28度) 占いに関係した度数
 ・28度(27~29度) 火星の影響を受ける度数
 ・29度(28~29度) 悲しみとあきらめの度数


このうち29度は「涙の29度」とも呼ばれ、涙を流すような悲しい出来事を体験しやすいともされています。
特に金星はその特徴が出やすく、「好きな相手と一緒になれない」と言われています。

堀江さんの金星は28度25分と、29度にとても近いです。「本命の女性とは恋が実らず終わる可能性が高そうです」と読み解いた理由は、ここにありました。


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こうした度数の意味などを踏まえた上で、今までホロスコープを読み解いた方たち(堀ちえみさん反町康治さん堀江貴文さん神田沙也加さん)4人の、それぞれの星の散らばり方を見てみました。

★4人の星の配置状況
(拡大画像はこちら

反町さんと堀江さんは、全体的に星が散らばっているので、若い度数と老いた度数それぞれのことが言えるかと思います。
堀さんは後半の度数に星が集まっています。しかし私は、「感情的でせっかち」と読み解きました。これは、老いた度数の特徴である「流されにくくなる」いう特徴の方が多く見られたためです。(そうした要素がキーワードの火星や、その火星よりレベルが高いとされる冥王星の状態がいい、など)
そして神田さんの星は、全体的に前の方に位置しています。彼女を「感情的でせっかち」と書いた理由は、この度数の配置も理由にありました。

「その人がどんな性格なのか」というのはトータル的に判断するので、度数だけで「せっかち」だとか「感情的」などと簡単に判断はしないものの、かなり影響を与えているのかもしれません。

神田さんの判断理由はこの度数のほかに、知性を表す水星と行動力を表す火星がスクエアというハードアスペクトを作っている点も、せっかちと読み解いた理由になっています。
ハードアスペクトは、吉凶に分けるなら凶になります。勢いがついた考え方があまり良くない方向に働いてしまうようです。

また、「自分のことを理解してもらいたいという意識が強まる度数」に星が集まっています。こうした特徴があるのも、この度数から導き出しました。


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このように、星が何度の位置にあるかというのも、その人の性格を読み解く上で、大事な手がかりとなります。
神田さんの場合、「頑固さ」や「音楽やミュージカル女優に向いている」と読み解いた理由も度数に一因がありますので、性格や人生を見る上で度数は大事なポイントかもしれません。

(2020年8月、加筆修正しています)

  ★神田沙也加さんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。

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