★ペルセウス座(2020.10.18撮影)
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ペルセウス座     2020.12.26 UP

ペルセウス座は秋の星座ですが、実際に夜空で見つけるのなら、冬の星座であるおうし座が見え始めた頃のほうがわかりやすいでしょう。ペルセウス座自体に明るい星はなく、となりにあるおうし座のプレヤデス星団(すばる)からたどったほうが見つけやすいからです。

ペルセウス座は1本の茎から根が3本伸びているような形をしています。左側と真ん中のラインはペルセウスの両足を表し、右側は彼がその首を切り落とした魔女メデューサの頭部を指しています。その頭部にある星がアルゴル。アルゴルには「悪魔の星」という意味があり、神話のイメージを盛り上げます。
アルゴルは、明るさの違う2つの星が互いを隠し合うことで明るさが変わる変光星です。


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「あなたは将来、孫に殺されることになるでしょう」。アルゴス国の王であるアクリシオスはある日、予言者からこう告げられました。驚いた王は一人娘のダナエを頑丈な作りの部屋に閉じ込めて、誰にも会わせないようにしてしまいます。
これで安心したアクリシオスでしたが、実はもう時すでに遅し、だったのです。ダナエに恋をしていた神々の王ゼウスは黄金の雨となって彼女がいる部屋へ侵入すると、やがてダナエは男の子を出産したのです。ダナエは息子をペルセウスと名付けました。
まさかの孫の誕生に驚きと恐怖を覚えたアクリシオスは、娘と孫を木箱に入れて海へ流してしまいます。

木箱は何日も漂流したのち、セリボスという島へ流れ着き、ふたりはそこの漁師に助けられます。時は過ぎペルセウスが成人するころ、セリボス島の王ポリデュクテスがダナエを見初め、彼女を妃にしたいと思うようになりました。そしてペルセウスを邪魔に思った王は、彼に絶海の孤島に住む魔女メデューサの首を取ってくるように命じます。
魔女メデューサは髪の毛が蛇で、その顔を見た者は石になってしまうという恐ろしい怪物です。その怪物にポリデュクテスはペルセウスを殺してもらおうと考えたのでした。

ペルセウスは「どうしたものか」と困り果てます。するとそこにゼウスから命令を受けた知恵の神アテナと伝令の神ヘルメスが現れ、ペルセウスに特別な剣や盾など戦いに必要な道具を与えてくれました。
太くて大きい、どんなものでも一瞬で切ってしまえる鋭い剣。鏡のように磨かれた盾。履けば空を飛ぶことができるサンダル。かぶると姿が消せる帽子などです。ペルセウスはこれらを身に着け、魔女メデューサが住む島へと向かいます。

島ではメデューサが丁度、昼寝をしている最中でした。ペルセウスは気配や足音で気付かれないよう、慎重に彼女へ近付きます。少しずつ、あともう少し。しかしそこでメデューサの髪である蛇たちが、その顔をこちらに向けてしまったのです。そしてメデューサも目覚めかけたその瞬間、ペルセウスは持っていた大剣を振り下ろし、見事メデューサの首を切り落とすことに成功したのでした。
ペルセウスは目の前に転がるメデューサの頭部を袋に入れると、急いでセリボス島へ戻ります。

セリボス島に到着すると、母ダナエは王からの求婚を拒否したとして、牢屋に閉じ込められていました。ペルセウスは母親を助け出すと、ポリデュクテス王がいる広間へ向かいます。
「王よ!あなたが望んだメデューサの首を持ってきたぞ!」。ペルセウスはそう叫ぶと、袋からメデューサの頭部を取り出し、彼の目の前に突きつけます。メデューサの顔を見たポリデュクテスは、無残にも石と化してしまったのでした。

そうして平穏な日々を取り戻したペルセウスはある日、円盤投げの競技に参加します。そこでペルセウスは円盤をある見物客に当ててしまい、その人を死なせてしまいます。実はその人は、自分と母親を木箱に入れて海に流したアルゴス国の王アクリシオスだったのです。そう、不運にも予言者の言葉は的中してしまったのでした。
ペルセウスは深く悲しみ、祖父を手厚く葬ります。

ペルセウスの怪物メデューサを退治した勇敢さと祖父への深い情けは神々に感動を与え、彼は死後、星座として夜空に上げられたのでした。

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